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馬で旅する4日間③

4日目

ついに最終日。
朝、馬が放牧されているところを写真に取りたくて放牧場へ行ってみると、2頭が寄ってきてくれました。
天気も最高です。

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最終日は、クライズデールたちのホームである牧場に向けて出発です。

行きとは違うルートで帰ります。
4日目のルートはとにかく見晴らしが良く、ダートムーアの素晴らしい景色を
目に焼き付けながら進みました。

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特に昔の石切場の急勾配を登った上からの景色は絶景でした。

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馬達はちょっとお疲れで、途中の駈歩は勢いがありませんでしたが、もうすぐ家に帰れる!と、がんばっていました。

この日のお昼は、途中のB&Bに寄ってクリームティーをいただきました。
このスコーンは、いままで食べた中で1番美味しいスコーンでした。

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クリームティーの後はもう帰るのみ。
4日間続いた旅が終わってしまうと思うと、トムとの別れがとても寂しく感じました。

トムは14歳。
ここでは14歳で引退させるということで、今シーズンが終わったらトムは売りに出されることになっています。
別れ際には、いいお家を見つけてもらうんだよ、と声をかけて別れました。

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1日5〜6時間に渡る騎乗、起伏に富んだ地形、ダイナミックな駈歩と、不自然なバランスでは身体に負担がかかるので、少し姿勢が改善された気がします。
また、急勾配では四つ脚で安定感のある馬を信頼すること、最終的な足の踏み場は馬に任せることは、スペインでの外乗で習ったことと変わらず、日本の山の中での外乗での経験も少しは生きたような気がします。
一緒に乗っていた方々には、long legでよい姿勢で乗れているねと言われたのも嬉しかったです。

4日間の馬旅は、さすがに何度もできるものではないですが、忘れられないよい経験になりました。

乗馬自体以外のことについても、この後また書きますね。