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障害集中レッスン:深く座ることで馬を起こす

わかって行ってるんですけどね、やっぱりこのクラブ、遠いです。
バスを2つ乗り継いで行くのですが、今日は道が混んでいて合わせて1時間40分。
2本目のバスへの乗り継ぎがうまく行ったからこれで済みましたが、あと1分遅れていたら2時間コースでした。
しかも今日はとってもうるさい中学生くらいの男の子2人と乗り合わせてしまい、しばらくマスクなしで大声でFワードを吐きまくります。
悪い子たちではないんだと思うんですよ。
「そんなに大きな声でしゃべるなよ、みんな聞いてるだろ」とか、「うるさくしてすみません」とか言ってくるので。
でも、うるさいし、聞き取れないけどとっても耳障りで、頭痛がしてきました。
地下鉄とバスの乗り換えという手もあるのですが、地下鉄もこの路線は不安定だし、バスの方が安いのよね。

と、最初は愚痴っぽくなってしまいましたが、気を取り直して今日のレッスンについて。

今日は最初にアセスメントをしてもらった先生で、馬はメドーちゃんという、大きな白と茶のぶちの女の子でした。
そして、障害レッスンですが馬場鞍。
なんともイギリスらしいというか、日本らしく無いというか。

まずはウォーミングアップ。
何となく首が伸びていかない感じ。
速歩も、すっと出るけど前に出すのはちょっと難しい。
駈歩は、圧迫では出ず、シャープに脚を使うとでるのですが、その時にキュインって声を出してちょっと跳ねる。
先生に聞いたら、しっかり半減脚を使っていなくて体勢がきついんだと思うって言われたのですが、最後までこれは変わらず。。

ウォーミングアップが終わったら、まずは横木通過へ。
左右の長蹄跡の内側と、馬場の真ん中に斜めに手前を変える線上に3本の横木を置いて、端、真ん中、反対側、と、大きなS字を描くように跨ぎます。
この時の注意事項は、手綱ではなく脚で誘導すること。

それができたら、1つをクロスに。
最初は速歩で、次からはクロスの前だけ駈歩で。
そして、クロスを2つ、3つと増やしていきました。

障害を駈歩で飛んだあと、手前が逆になっていたらすぐに速歩に戻して駈歩を出し直すようにと言われましたが、飛んだあとは結構ヒャッホー!と速くなって跳ねたりするので、なかなか速歩に戻せず。
そして、駈歩に戻る時にまた跳ねるような素振りを見せるので、少し怖いなと思いながら、ここで思いがけず馬場鞍の深いシートに助けられていました。

メドーちゃんが少し突っ込み気味になる時、私はツーポイントで手綱で起こそうとしていたのですが、腕はソフトなコンタクトのままで深く座りなさい!と。
身体を後ろにのけぞらせているのではないかと思うくらい身体を起こして最後の一歩まで座ると、馬が踏切を合わせるのを手綱で邪魔することもなく、馬も落ち着いた状態で障害を飛ぶことができました。

また、声での扶助を有効とのこと。
先生が乗っていた馬は、とてもホットになってしまうので、「ウォー、ウォー、ウォー」と、してほしい駈歩のリズムに合わせて声をかけることで落ち着かせていたようです。

最後は垂直、垂直、クロスに。
垂直は60センチか70センチくらいでしょうか。
高さは大丈夫なのですが、2回とも最後の垂直が曲がりきれず、輪乗りを挟んでしまいました。
2回同じ失敗をしたのは痛かったなと、後から反省。
まだ真っ直ぐ向けて飛ぶことに意識を使い過ぎていて、飛んだ後の手前に気が回らなかったり、次の障害のことを考えるのが遅かったり。
次はまた少し改善できるといいなと思います。


それにしても、1人で指導者なしで乗るとどうしても馬が暴れたり走ったりしてしまったらどうしよう、と控えめな乗り方になってしまいますが、信頼できるコーチの前だとかなり大胆に、安心して乗ることができますね。

障害レッスンはあと2回の予定。
しっかり楽しみます。
ちょっと遠いけど。