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障害集中レッスン:前を見る、身体を起こす

ちょっと遠いクラブでの、帰国までの限定障害レッスンの初回でした。
前回思ったのですが、写真のような高速道路みたいな道沿いにあるのが意外です。

今日はバスを乗り継いで行ったのですが、なぜか時間の計算を誤って、1時間以上前に到着。
今日は極寒で、外にただ立っているのは無理!という感じだったので、クラブハウスのソファでのんびりしていました。

周りを見てみると、6頭の子どものグループレッスンが2組と、個人レッスンがいくつか行われていました。
ティーンの子ばかりのレッスンではアットホームクラブに比べると結構大きな馬が使われていました。
来ている服装や保護者の雰囲気も、やはりちょっとハイソな感じ。
小さい子も上手に乗っていました。


そして待ちに待って、自分のレッスンの時間です。
相棒の名前を聞き忘れ、最初に男の子だと思ったので、「グッドボーイ!」と声を掛けていましたが、途中でコーチが「She」と読んでいるのを聞いて、「グッドガール」に変更。
はちゃめちゃです。
とりあえず鹿毛の小さな子だったので、ここでは鹿毛ちゃんと呼びます。

鹿毛ちゃん、元旦に乗った子くらい小さくて、最初はストライドの短さに戸惑いました。
そして、手前を変える度になんだか走り方がガタガタに。
でも、これは身体がほぐれてなかっただけのようで、しばらくすると落ち着きました。
あとは、同じ2つの角で、いつも止まろうとして、強く行って!と言うと、少し跳ねたりするのが少し困りました。

あともう一つ、なんだか伝わらなかったのが駈歩の合図。
いつもと同じようにしているつもりなのですが、なぜか最初はただ止まってしまって。
外方脚だけを使うようにしたら出るようになりましたが、最後まで駈歩発進は鹿毛ちゃんが不快そうでした。

さて、レッスン内容はというと、まずは横木通過から。
3本並べて、まずは普通に通ります。
次は、前方騎座で。
ただ、日本語の前方騎座とは違うのかも知れません。
ツーポイントみたいにもう少し体重を後ろに残す感じにすることで、先飛びしないようにします。
そして、一つをクロスバーに。
もう一つクロスバーを組んでダブルに。
最後はトリプルにしました。

飛ぶ時にどうしても下を見てしまうので、ずっと遠くを見ているように、というのと、鹿毛ちゃんが障害に入ると結構ぐいっと歩度を伸ばして元気になることもあって、障害と障害の間で充分に身体を起こせなくて、前に突っ込み気味になるのに気をつけるようにとの指導が。
どうしても飛ぶ直前に下を見てしまうのと、身体を持っていかれてしまって起こせないことが何度かありました。

そして、途中で歩度の調整の練習。
長蹄跡の内側にマーカーを並べて通り道を作り、その間を何本で行けるか数えます。
まずは速歩。
普通に行けば6歩。
伸ばして5歩、詰めて7歩に挑戦。
何度かの調整の後成功。
次は駈歩。
駈歩出す度に鹿毛ちゃんの、蹴りが炸裂していましたが、とりあえず出たら向かって普通に行くと5歩。
そこから伸ばして4歩、詰めて6歩。

今まであまりこの様な練習をしてきていなかったので苦手意識があったのですが、今日は上手くいきました。
歩度を伸ばすのは、駈歩は特に勇気を持つこと(笑)と、詰めるのは、上体をしっかり起こしつつ脚を使うことがポイントに感じました。
障害の後なども、少し走り気味になってしまうこともあったのですが、キレている訳ではないのでビビりな私でもあまり怖いとは感じず、落ち着いて対処できていたこともあり、エイっと歩度を伸ばすことができました。

最後にクロスクロス垂直で締め。
歩度の詰め伸ばしをしたことで、鹿毛ちゃんの歩度も伸びて、間二歩のところが詰まってもう一歩入ってしまっていたのが改善されましたが、私が身体を起こしきれずに終了。

とはいえ、1時間のプライベートレッスンは、とっても寒かった今日でもしっかり汗をかき、充実したレッスンでした。

来週はまたこのクラブで、初回のアセスメントの時のコーチのレッスンの予定。
来週も楽しみです。