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最後のレッスン:回転の改善

ついに最後のレッスンになってしまいました。

ここ数日とってもいい天気で、今日も絶好の乗馬日和。

日曜日の朝のレッスンは普段はあまり来ていなかったのですが、私以外は60代以上と思われる方というちょっと年齢層が高めで、馬も比較的安全な子(若くない子)が選ばれていました。

そして、私が乗るのはまたもベアー!
前のレッスンとの連続なのはちょっとかわいそうでしたが、最後をベアーで締められるのはとてもうれしい。

このレッスンは、まず30分くらい各個乗りをしたところで、先生と今の馬の状態と改善方法について話し合って、後半はその改善に努めます。

30分の間、人によって色々と苦労している部分が違ったり、体力が違ったりするのですが、それぞれ運動を行います。

私は、移行をあちこちでしたり、レッグイールディングをしたり、輪乗りをしたり、中央線を真っ直ぐ進んでみたりしてみました。

途中で、脚を使いすぎず、速くならないように落ち着いて走らせて、との指示が。
あまり速すぎるとは思っていなかったのですが、ゆっくりにすると、ベアーも頭を下げてきて、いい感じの速歩になりました。

ベアーは左回りの方が苦手で、特に輪乗りの半分から3/4までのところが膨らんでしまいます。
これを、落ち着いて走れていることと、こちらが求めることにはしっかり応えてくれているという状況を説明。
改善点は?ということで、8の字や四角の運動がいいのでは、と答えました。
先生からは、それに加えて、小さめの輪乗りをレッグイールディングの要領で広げていくのもよいとのアドバイスが。


少し休んで、後半はその課題に取り組みます。
私は最初は常歩で8の字や四角を。
よい感触だったので、速歩で同じく。
そして、輪乗りを広げるエクササイズも。

特に四角の運動が、よく効いていたように思います。
全体的な注意点としては、外方手綱は腿に向けて引くようにしてしっかりとホールドして。外方脚は少し後ろでかかとを下げたまま押すこと。

最後に少し駈歩で輪乗りをして、おしまいにしました。

後半で、回転が明らかに改善していたので、とてもよいレッスンになったように思いました。

このように、馬の状態を基準にした、個々に合わせたレッスン、いいですよね。


終わった後も名残惜しくて、ベアーの馬房や日の当たるあたたかいベンチでしばらく時間を過ごしていました。

今日は始まる前に、ここのオーナーの方に会えたので、日本に帰るため今日が最後になること、ここが一番お気に入りの乗馬クラブだったことをお話ししました。

子どもが多くて大人はさほど多くないこのクラブでしたが、1年半、BHSのコース、騎乗技術も含めて様々なことを学ぶことができました。

特に日本でちゃんと習ってこなかったこともあり、本当に毎回学びがあって楽しかったです。


最後、馬やヤギたちにお別れを言って、後ろ髪を引かれながらクラブを後にしました。

帰ったら、日本の馬たちで習ったことを試してみたいと思います。

次回はいよいよ、ブリティッシュな馬とのつきあい方について、まとめます!