TOEFL Reading TPO8(The Rise of Teotihuacán)

TOEFL Reading TPO8のThe Rise of Teotihuacánを解いてみました。
単語も簡単で、全問正解くらいの自信があったのですが、半分も間違えていました…
なかなか点数が安定しません。

この記事では、主に単語と背景知識の解説をします。

単語

• obsidian - 黒曜石

• predominantly - 主に

• foresightedness - 先見の明

• ingenuity - 創意工夫、独創性　★単語問題として出題　ingenuity=cleverness

背景知識

テオティワカンの概要 (Overview of Teotihuacán)

テオティワカン (Teotihuacán) は、メキシコに位置する古代都市で、古代メソアメリカ (Mesoamerica) の最大規模の都市文明の一つです。その名は「神々の都市」 (City of the Gods) を意味し、アステカ人 (Aztecs) によって名付けられました。

位置と時代 (Location and Era)

• 位置 (Location)

  • 現在のメキシコシティの北東約50キロメートル (50 kilometers northeast of modern-day Mexico City) に位置しています。

• 時代 (Era)

  • 紀元前200年頃から紀元700年頃 (200 B.C. to A.D. 700) まで繁栄しました。

都市の特徴 (Characteristics of the City)

• 面積と人口 (Area and Population):

  • テオティワカンは最盛期には20平方キロメートル以上の面積を持ち、人口は125,000人以上 (と推定されています。

• 都市計画 (Urban Planning)

  • 計画的に設計された都市であり、整然とした道路網や建物配置 (grid pattern of streets and buildings) が特徴です。

主要な建造物 (Major Structures)

• 太陽のピラミッド (Pyramid of the Sun): テオティワカンで最大の建造物であり、古代の宗教儀式 (religious rituals) に使用されました。高さは約65メートル (approximately 65 meters tall) で、メソアメリカ全体でも最大級のピラミッドの一つです。

• 月のピラミッド (Pyramid of the Moon)

  • 太陽のピラミッドの北に位置し、同様に宗教的な重要性 (religious significance) を持つ建造物です。

• ケツァルコアトルの神殿 (Temple of the Feathered Serpent, Quetzalcoatl)

  • 羽毛のある蛇の神ケツァルコアトルに捧げられた神殿で、美しい彫刻 (beautiful carvings) が施されています。

• シウダデラ (Citadel)

  • 政治的および宗教的な中心地 (political and religious center) で、多くの儀式が行われた場所です。

経済と資源 (Economy and Resources)

• 黒曜石 (Obsidian)

  • テオティワカンは黒曜石の主要な供給地 (major supplier of obsidian) であり、この硬い火山石 (volcanic stone) は刃物や道具 (blades and tools) として広く利用されました。黒曜石の交易 (trade) がテオティワカンの経済基盤 (economic foundation) となりました。

• 農業 (Agriculture)

  • 灌漑 (irrigation) を利用した農業も行われ、多くの人口を支える食糧供給 (food supply) が可能でした。

社会と文化

• 社会構造 (Social Structure)

  • 厳格な階層社会 (strict hierarchical society) が存在し、エリート階級 (elite class) が経済と宗教を支配していました。

• 宗教 (Religion)

  • 多神教 (polytheism) であり、多くの神々 (many gods) が崇拝されていました。宗教儀式や祭り (religious ceremonies and festivals) が盛んに行われました。

• 芸術 (Art)

  • 壁画や彫刻、陶器 (murals, sculptures, and pottery) などの芸術作品が豊富で、宗教や日常生活 (religion and daily life) を描いたものが多く見られます。

歴史と衰退

• 台頭 (Rise)

  • 紀元前200年頃にテオティワカンは急速に発展し (rapidly developed around 200 B.C.)、中央メキシコの主要な都市 (major city in central Mexico) となりました。

• 最盛期 (Peak)

  • 紀元150年から700年にかけて (from A.D. 150 to 700)、テオティワカンはメソアメリカ全体に影響力を持つ大都市 (major city with influence throughout Mesoamerica) として栄えました。

• 衰退 (Decline)

  • 紀元700年頃に突如として衰退 (suddenly declined around A.D. 700) し、その原因は未だに完全には解明されていません (not fully understood)。内部紛争や環境の変化、経済の崩壊 (internal conflicts, environmental changes, economic collapse) などが要因と考えられています。

現代のテオティワカン

• 遺跡 (Ruins)

  • テオティワカンの遺跡 (ruins) は現在も多くの観光客 (tourists) を引きつけており、メキシコの重要な文化遺産 (important cultural heritage of Mexico) の一つです。1987年にはユネスコの世界遺産 (UNESCO World Heritage Site) に登録されました。