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【R6年診療報酬改定】ベースアップ評価料 賃金改善計画作成のコツ


1.賃金改善計画策定の基盤になる3つの定義


ベースアップ評価料を正しく理解し、確実で合理的な賃金改善計画を作成するには、以下の3つの情報をどう理解するか、がとても重要です。

①令和6年度診療報酬改定の概要

【賃上げ・基本料等の引き上げ】の令和6年度及び令和7年度における賃上げのイメージ

②基本給等(基本給又は決まって毎月支払われる手当)に係る事項」

別添_計画書(病院及び有床診療所)および(別添)_実績報告書(病院及び有床診療所)の「Ⅳ対象職員(全体)の基本給等(基本給又は決まって毎月支払われる手当)に係る事項」

③疑義解釈その1 問9引き上げ率の確認

疑義解釈その1 (別添2)看護職員処遇改善評価料及びベースアップ評価料関係の問9の回答

2.賃金改善計画策定の手順

①素直に従うなら・・・

ここにかかれていることをそのまま、「①総賃金を令和6年度に+2.5%、令和7年度に +2.0%のベースアップ」を計画して予算を立て、「ベースアップ施策を決めた」上で、「②開始月(令和6年は6月か4月)(令和7年は4月)の賃金改善後と改善前の給与予測値を記述して増加率を計算」して「③報告の際には、年度実績を比較する」との手順ですすめると、非常に分かりにくく計算も煩雑です。おまけに、看護職員処遇改善評価料と違い、年度で評価して後清算(一時金支給)ができないため、期中で実績を管理して手を打つ必要があります。その結果、数字の読み間違いで余計な支出が増えることになります。

②かしこい方法(具体的な賃金改善計画の作成手順とシミュレーションシートのzipファイルダウンロード)

では、どうしたらよいのか、以下に具体的な賃金改善計画の作成手順とシミュレーションシートをzipファイルにまとめました。
また、最低限必要なデータについても集計表雛形を作成しています。
是非、ダウンロードしてご活用ください。

最終改定日:2024/5/15
3回目の改訂です。また、稟議書用の収支総括表を加えました。

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