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好き本 街道をゆく 司馬遼太郎
Note使い方がまだ分かっていませんが、最近気に入っている好きな本を二、三あげてみます。
1 司馬遼太郎 街道をゆく
少し前に読売?の書評で触れられていたのをきっかけに購入しました。昔の本で、今を生きるには参考にならない本と思い込んでいましたが、全くの勘違いでした。今でもスペースを取って書店に並んでいるはずです。どこを切り取っても、司馬さん一流の考察がされていて、本当に面白いです。司馬さんの文章の寄り道を許せる人、許せない人様々でしょうが、勿論、私は「待ってました」派。寄り道が始まるとワクワクしてきます。文章の寄り道が街道から外れた場所への歩みとも重なるのです。現実の街道を横道に外れる司馬さんと、話題を横道にそれ放題の司馬さん。小説を読んだ方なら分かっていただけると思いますが、街道をゆくではそれが存分に味わえます。
文章の寄り道で出てくる人物は、司馬さんが正面から書いた人も、書こうと思って取りあげなかった人も出てきます。
例えば本郷編では、司馬さんが対象としていない、坪内逍遥のことなどにも触れていて、司馬さん流の坪内の評価などにも出会えます。
一言で言います。街道をゆく、すごく贅沢な本です。これがわずか数百円。買って損はありません。
二、三と言いましたが、本日は夜遅くなってしまったので、この辺で。街道をゆくは全巻読破したいと思っています。
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