「歩きスマホ」の法規制、賛成?反対?
「条例で人の意識は少しずつ変わっていく」
現在歩きスマホによる事故は多発しており、死亡事故など年々深刻化している。テレビや広告で注意喚起をしても、事故発生件数は変わらない。この現状を見ると法規制をするしか予防方法はないと考える。しかし、法規制といっても法律ではなく、条例があれば効果は十分に出てくると考える。
今年から神奈川県で施行された歩きスマホ禁止条例。初めは罰則がないため効果はあるのかと疑問に思った。しかし、たとえ罰則がなくても条例には一定の効力があり、歩きスマホ防止の役に立つと考える。
近頃埼玉県では、エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例が施行された。エスカレーターの近くや手すりには条例の内容が貼られていて、十分な注意喚起がされている。現在私は埼玉県に住んでおり、この条例が施行される前と比べると、エスカレーターで歩く人は激減したわけではないが、少なくなったと感じる。
そう、激減したわけではないのだ。しかし、時間が経つにつれて条例の効果は出てくると考える。罰則のない条例に即効性はないが、啓発活動を続けていけば一人の意識が変わって、やがて一人が大人数に変わっていくだろう。つまり、罰則がなかったとしても条例は法規制であることから、守らなければならない事だと思わせる力があると考える。以上の事から私は歩きスマホの法規制に賛成である。
上記の文章は2021年に作成したものです。
これを見た2024年現在の思い。
埼玉県のエスカレーターの件ですが、昼間は歩いている人はいませんでしたね。ただ、朝の通勤時間には、やはり急いでいる人も多いので、一定数歩いている人はいました。今は埼玉県にいないので実情がわかりませんが、条例は少なくとも善良な方には効果があると思います。
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