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あなたがあの人に抱いている嫉妬心、復讐心はルシファーから始まった

誰もが抱いている嫉妬心と復讐心の始まり


創世記3:1

 さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」。
 女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。

へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。
それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。

女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。

すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた。

先日申し上げましたが、このへびというのは天使の中の長であるルシファーのことです。

ルシファーは宇宙創造の初めから神様に仕え、神様と共にこの宇宙を造ってきたという自負がありました。

それでもルシファーは、あくまでも神様に仕える天使です。

そして天地創造の最後に登場したのが神様の子供であるアダムとエバでした。

神様の天地創造の全ての目的は、我が子人間を生み出すためにありました。
そして全ての万物はアダムとエバのために準備されたものです。

酸素も水も太陽も、花も魚も動物も、我が子人間に喜んでもらいたいという
親の深い愛情によって生み出されたものです。

そのような我が子人間に対する神様の深い愛情を見てきたルシファーは、徐々にアダムとエバに対する嫉妬心が芽生えてきました。

そしてその嫉妬心は、思春期を迎えたアダムとエバの間に芽生えた恋心に
よって、ピークを迎えました。

天使であるルシファーには恋する相手も結婚相手も、エバのように子供を生み出す機能も備わっていないからです。

それでルシファーは神様に訴えました。

「私は宇宙創造の初めからあなたに仕え、あなたのために尽くして来ました。
それなのに、私よりも後に生まれた彼らをより多く愛されるのはなぜですか?

アダムには愛するエバを与え、エバには子供を生み出す機能をも与えられました。どうしてわたしにも与えて下さらないのですか?」

そのルシファーの訴えに対して神様の回答は、
「あなたは私に仕える天使としての役割を与えた。
それに対してアダムとエバは我が子として私の愛の対象として生み出したものだ。
そもそも天使と我が子では創造の目的が違うので、あなたがアダムとエバに
妬みや嫉妬心を抱くのは見当違いだよ。」

「なぜ神様は私の言うことをわかってくれないんだ。」と神様の回答に納得がいかないルシファーは神様に対する復讐心を抱くようになりました。

そしてルシファーは行動に出ます。

まずはエバを寝取って俺のものにして、今度はエバにアダムを誘惑させ関係を結ばそう。

その通りになった結果、エバの心はルシファーに奪われ、エバによってアダムの心と体もルシファーに奪われたことになってしまいました。

本来、アダムとエバは神様の愛の元結婚し、その愛を中心として肉体関係を結ぶことで、神様の子供を生み出すことができたのでした。

しかし、その全てをルシファーの偽りの愛、歪んだ愛によって奪われてしまったのです。

こうして人間の心と体には、妬みや嫉妬心が芽生えるようになったのです。

そしてルシファーの神様に対する復讐心は、カインがアベルを殺害する事によって結実したのでした。

我が子人間が神様の目の前で殺し合うこと、このこと以上の親の悲しみはありません。

悪魔となったルシファーは、それから今日に至るまで、如何に神様を苦しめることができるかだけを考えてきました。

今もなお、殺人、レイプ、虐殺、戦争によって、人々が神様の目の前で苦しみ死んでいく姿を見せつけているのです。

ヨハネによる福音書8:42

 イエスは彼らに言われた、「神があなたがたの父であるならば、あなたがたはわたしを愛するはずである。わたしは神から出た者、また神からきている者であるからだ。わたしは自分からきたのではなく、神からつかわされたのである。

どうしてあなたがたは、わたしの話すことがわからないのか。あなたがたが、わたしの言葉を悟ることができないからである。

あなたがたは自分の父、すなわち、悪魔から出てきた者であって、その父の欲望どおりを行おうと思っている。彼は初めから、人殺しであって、真理に立つ者ではない。彼のうちには真理がないからである。彼が偽りを言うとき、いつも自分の本音をはいているのである。彼は偽り者であり、偽りの父であるからだ。

私たち人間は悪魔の子であり、偽りの父の子であって、イエスだけが神の子であるということです。

悪魔の子である私たちは、すぐに嫉妬心や復讐心を抱いてしまいますがそのような醜い心を早く取り除いていきたいものですね。

それが天国に入る条件でもあるのです。

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