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やさしさの背中〈male〉20字の小説|#小牧幸助文学賞


恋を休んで、気付けば10年たった。
彼女は、どう作るんだっけ?
新しい出会いに揺れ動く、35歳の自分。


そんな物語ストーリーの設定で、20字の小説を創作してみました。
相手を気遣う配慮ができたけど、
かえって慎重になって
言葉にしづらい。大人のふたりです。

※”male et femme“の最初の物語です。
なぜか各マガジンに入っていなかった模様です。

『やさしさの背中〈male〉』


星月夜、会えない夜の街。車の灯流れてく。
LINEの通知途切れてる。忙しいんだね。

僕は君の何?聞きそびれてまた視線逸らす。
優しさと優柔不断の境目。僕は分からない。


ふたりはふたりで、行き着けるの?未来に。
ひとりが君は良いの?本当のことを教えて。


上がってく階段を、このまま失いたくない。
幸せにしたいよ、幸せになろういっしょに。


#小牧幸助文学賞、「20字の小説」に
応募します。


小牧幸助様、よろしくお願いいたします。


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