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Human / Code Ensemble ~再編成される過去と再投影される未来~

今週11/3・4に開催される「Human / Code Ensemble」。
https://human-code-ensemble.com/

音楽ライブでもあり、パフォーマンスイベントでもあり、人間拡張によって惹起される新たな感覚を体感するための"実験"的な側面もある、このような稀有な催しはなかなかないだろう。

ありがたいことにアンバサダーというポジションを得て、リハーサル見学やトークイベントに参加できた。

リハーサルの様子

トークイベント

全編

(おそらく)トークイベント後、ステラークの第三の耳に語りかける落合氏の様子


リハーサル風景で古楽器が複数台設置されていたのは壮観だった。当日はもっと楽器が追加されるのかもしれない。

落合氏の映像演出は、小川氏のピアノ演奏の様子をサンプリングした映像や自動生成した絵(DALLE?StableDiffusion?)などを駆使し、音空間に合わせて動的に表現していた。とても刺激的であり、当日はさらに拡張された表現を加えていくのだろう。楽しみ。
小川氏の演奏はとても素晴らしく、古楽器に魅了されたとトークイベントで語られていた通りとても相性良く、楽器や空間の特性を考慮して演奏されていることが伺えた。
リハーサルではステラーク氏のパフォーマンスを直接見ることはできなかったが、トークイベントでのプレゼンを聞き、第3の耳も実際に見て、期待が高まる。<(YouTube)ステラーク氏が語る公演の魅力
藤倉氏の曲は「落合陽一×日本フィル プロジェクトVOL.6 《遍在する音楽会》」で聴き、落合氏のアーティスト性ととても相性の良いハーモニーを奏でていた。今回のタッグもとても楽しみ。<(YouTube)藤倉氏が語る公演の魅力

落合氏の映像から音を表現する試みは私も経験した。彼がYouTubeチャンネル「落合陽一録」を開設する際、動画にあてるBGMの作成を依頼いただいた(動画)。語りと作品説明のBGMなのでもちろん位置付け等いろいろ違うが、藤倉氏がどのような音で表現するかとても興味が湧く。音のスペシャリストの表現を多様な視点から学ぶ気持ちで公演を聴くつもりだ。


最後に公式のメッセージより。

メッセージ(公式HPより)

デジタルと共鳴する古楽器が質量への憧憬を惹起する

小川・ステラーク・藤倉(それぞれ敬称略)とのコラボレーションはメディア芸術家で計算機科学者の自分に常に新しい視座を自分に与えてくれる. 小川は古典楽器のインターフェースとしての多様さや音響装置としての味わい深さ, まさに質量の憧憬の権化たるフォルテピアノの構造や息吹を感じさせる演奏で空間に異彩の存在感を示す. ステラークはその身体性を通じて時間と空間を調和させ, 人間の造られた人間観を打ち崩しながら, 我々の社会性に常に新しい直達を与えてくれる. 藤倉は古楽器に新しいインスピレーションを与えるようなスコアを書き上げ, そのイマジネーションを小川の身体を通じて発揮している. 素晴らしい三方の才能とそれを実現するスタッフに囲まれ, 自分のなせることとは何かと考え続けている. 自分はその中でより音楽的な映像や映像的な音楽, 身体的な空間を接合し止揚し取りまとめるのが役割なのだろうと考えている. 自分はノミと金槌の代わりにフラッシュとカメラを用いて光を彫刻し, 音の代わりに光が出る楽器を用いて, 彫刻的身体性を操作しているのだと考えるとアンサンブル楽器の一つを担当しているとも考えることができるかもしれない. その点で四人で生み出すカルテットは, −−いやステージの上ではそれよりも少人数もしくは一人である−−だからこそ没入や豊かな共感覚を惹起するものになるのではないかと思う.

https://human-code-ensemble.com/artists/#message


4人のアーティストが奏でる音はどんな響きをするのだろうか。
当日が待ち遠しい。


(10/30本日時点でまだチケットは買えるみたい)
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2220027

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