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【スタッフblog】夢を叶えたら気力がなくなった話

「いつか海外で生活したい!」

場所や目的がない、ぼやっとした目標でしたが、それがあるだけで毎日が楽しかった数年前。

その後、Brighture留学のためセブへ渡航。仕事をきっかけに本格的にセブでの生活が始まりました。念願だった海外での生活が叶ったのです!

当然その後も楽しい毎日が続くと思い込んでいましたが、ここ数年は「今日も何もやらなかった……」と、1日の終わりにほぼ毎日考えていました。「願いが叶ったはずなのに、この虚しさはなに?」というモヤモヤ。それは、長年の夢が成就して、やりたいことを見失ったことが原因でした。

やりたいことがあって、気力が湧いていた頃……

前職では一日中パソコンの画面と睨めっこしながら書類作成。仕事や上司へのグチが溢れまくっていました。反面、充実感もたっぷりあって、1日の終わりにはぐったり。週末には買い物に出かけたり、カフェでゆったり過ごしてリフレッシュしていました。

ことあるごとに「お金が貯まったら留学するんだ」「いつかは海外で生活したいんだ」と口にする私に、同僚や友人は「やりたいことがあっていいよね」「いつも楽しそうだよね」と、声をかけてくれました。

私の目に映る彼らは、仕事もプライベートも充実しているように見え、口先でそう言っているだけだと思っていました。それから数年後、虚無感バリバリの自分が、彼らと同じ発言をしていました。しかも夢を叶えたはずのセブ生活まっただ中で。

海外での新生活、始まってみると……

Brightureで働くことが決まってから、最初にやったことは賃貸契約でした。自分の英語力で本当に部屋が借りられるのか不安でしたが、無事契約を済ませ、憧れの海外生活がスタートしました。

はじめのうちは、ジプニー(ローカルの乗り物)での通勤や、コンドミニアムのスタッフとのちょっとしたやりとりにも緊張していましたが、いつの間にか馴染んで、平穏な日常になっていました。職場の環境や人間関係にも恵まれて、仕事も穏やかです。刺激的な毎日を望んでいたわけではないのですが、単調な毎日を繰り返していると、心踊ることがなくなっていきました。

そんな時、フィリピンでもコロナの感染者が報告されるようになり、語学学校を含む全ての学校を休校にするよう行政から指示が出ました。在校生や翌週以降の新入生への事情説明、オフィス閉鎖の準備など、さまざまな対応に追われ、頭と体が常に稼働している状態になりました。

ロックダウンが始まってしばらくすると、仕事は少し落ち着きましたが、その頃にはすっかり燃え尽き症候群のような状態でした。週に2回スーパーに行く以外は、基本ずっと部屋の中。YouTubeやNetflixを見て1日が終わっていました。開いている飲食店も限られていたので、デリバリーも決まったお店ばかりで、代わり映えしない毎日に、どんどん無気力になっていきました。

気分を変えようとしてみた

やることが制限されるようになったコロナ禍の生活ですが、Zoomなどを使って離れた場所に住む人たちと顔を見ながら話す機会が増えました。流れに乗って、私も地元の友人や元同僚たちとZoomでおしゃべりしてみました。

日々の仕事や生活にグチをこぼしながらも生き生きしているように見える彼ら。特に、やりたいことのためにスキルアップを目指している人たちはとても眩しく見えて、無意識のうちに「いいな。なんだか楽しそうだね」と、かつて私が言われた言葉を口にしていました。

張り合いのない毎日をどうにかしたくて、大して興味もないオンライン講座を受けてみても効果がありません。友人に勧められた海外ドラマもハマることなく惰性で見る状態。

何をやっても続かない。何をみても感情が動かない。これからの人生、虚無感に包まれながら生きていくしかないか……と、覚悟を決めようとしていたとき、その瞬間が訪れました!

やりたかったことを思い出した!

ある日、友人と久しぶりに、お互いの近況報告など他愛のないやりとりをしていました。すると彼女から、「コロナがなかったら、何してた?」と、質問が。思わず、予定していた旅行先でバリスタ講習に参加するつもりだったことや、他国のカフェ文化など、饒舌に話し出しました。勢いよくしゃべり倒す私を見て、「よっぽどコーヒーが好きなんだね!」と笑顔の彼女。

大抵の人は「そうなのー!」と、そこからさらに話が広がると思いますが、不意打ちをくらった私は、「あ……うん。はい、好きです」と、ぎこちない返事をして黙ってしまいました。

天邪鬼なので、浮かれていることを悟られないよう、つい平静を装ったのです。ですが内心は、「あぁそうか、私コーヒー好きだし、バリスタ講習行きたかったよな」と思い出して、心拍数がどんどん上がり始めました!

脱・無気力

それからしばらくは感情の爆発が止まらず、少し情緒不安定でした。あの瞬間のことを思い出すと、うるっとするくらい感情が動いて、正直疲れます。でもこんなに心地よい疲れは久しぶりで、油断するとすぐ口元が緩みます。傍から見ると怪しさしかありません。

やる気ゼロだった気持ちはガラッと変わりましたが、生活はまだそんなに変わっていません。怠惰な性格に加え、長いこと平穏な生活にどっぷりだったので、ちょっと時間がかかりそうです。

あ、でもゆるいロードマップは描きました! また、海外でのバリスタ講習に向けて英語学習を見直すと、惰性になっていた英語学習にも力が入るようになりました。コーヒー関連のYouTubeをチャンネル登録して、すきま時間に見ています。

資金面も、代表の松井が勧めてくれていた投資信託を始めました。かなり少額ですが、始めたことが大きな一歩! これまでは話を聞いて終わりだったのに、やりたいことを思い出したら即行動しちゃうって、どんだけパワー持ってんだ……って感じです。

英語学習も資金のことも、すぐ形になるわけではありません。だからこそ1日でも早く準備しておくべきだと思い、真っ先にこのふたつから始めました。

無駄に元気になった私が思うこと

「やりたいこと」や「目標」って、必ず持ってなきゃいけないわけではないと思います。実際なくても生きていけますし。

でも、「それ」があると生活に張りが出るし、わくわくする機会が増えます。無駄だと思う人もいるかもしれませんが、一度この状態を味わってみると、思っている以上にクセになります。

もしこれを読んで下さったみなさまが、「なんにもやる気出ないなー」と、無気力な自分に気づいてしまったら、やりたかったことを思い出したり、新たに探してみると思いがけない変化が起きるかもしれません。たくさんの人の感情が動きまくって、活力のある生活が広がってほしいです。


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