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【スタッフblog】英語初心者の失敗体験から考えるオンライン翻訳サービスの賢い使い方

数年前に比べ、オンライン翻訳サービスの精度が上がってきました。こうやって世の中が便利になってくると「あれ? 英語学習をしなくても機械翻訳で十分じゃない?」と思ってしまうレイジーな私。
でも世の中そう甘くなく、便利なはずの翻訳サービスで数々の失敗をしてしまいました。ただ、そんな苦い経験を経たことで、オンライン翻訳サービスの弱点に気づくことができました。いまはうまく活用して日々の生活に役立てています。
今回は、私の失敗体験を通じて、機械翻訳の賢い使い方を考えてみました。

便利なオンライン翻訳サービス

日々の暮らしの中で、ネットで見かけた文章や洋楽の歌詞など、意味がよく分からない英語に出合うことがあります。そんなときにサクッと訳してくれるDeepLやGoogle翻訳はとても便利で、たびたび利用していました。英語初心者の私でも「この訳はちょっとおかしいよな…」と思うことはありましたが、翻訳を仕事などに使うわけではないので、特に気にしていませんでした。このときは基本的に「英語から日本語」で利用していたので、感じていたのは、「ちょっと日本語がおかしいな…」という違和感でした。

セブ留学の宿題で翻訳サービスを使ってみたら!?

そんな私が頻繁に翻訳サービスを使うようになったのは、Brightureの生徒になってからでした。
Brightureではほとんどの生徒にライティングのクラスが組み込まれます。私にも毎日エッセイを書く宿題が出ましたが、これが本当に大変でした。ただ、最初の数週間は初心者向けのEE : Expression Enhancement*というクラスで、作文はサマリーなしのエッセイのみ。他の生徒の皆さんに比べると負荷は少ないほうだったと思います。それでも初心者の私はヒーヒー言っていました。
(*EEはオンライン留学プログラムで提供しています・2021年9月現在)

そんな過酷な日が続く中、「Google翻訳を使ってチャチャっと書いちゃいなよ」とダメな私がささやいてきました。英語を身につけるためにせっかくフィリピンまで留学に来ているのに…です。悪魔のささやきに負けない日もありましたが、日本語の文章を翻訳サービスで英文にした日もありました。

待っていた悲劇

悲劇はGoogle翻訳でエッセイを捏造した翌日に起こりました。添削を始める前に自分で書いたエッセイを音読するのですが、はじめて目にする単語ばかりでスムーズに読めません。さらに「なんでこう書いたの?」と訊かれても、頭が真っ白で答えられなかったのです。それは、どの単語・どのフレーズを使うべきなのか、自分で調べながら書くという一番大事なプロセスをすっ飛ばしていたからです。ズルして書いたエッセイは真っ赤に添削されていました。

ようやく気づいた翻訳サービスの弱点とライティングクラスの効果

悲劇を何度か繰り返すうちに、ようやくオンライン翻訳サービスの弱点に気がついてきました。いくら精度が上がってきているとはいえ、「I」であるべきところが「you」になってしまったり、おかしな翻訳になっていたりで、ニュアンスや文法が今ひとつなのです。つまり、「英語から日本語」のときに感じた違和感が、今度は「日本語から英語」で起こっていたのです。
ですが、英語初心者の私はそれに気づけずに「短い時間で宿題のエッセイを書き終えた!」と喜び、「機械が翻訳してくれたんだから、完璧なはず。明日の添削はほとんど指摘受けることないな」と、浮かれていました。なんて恥ずかしい。

でも、ライティングのレッスンを続けるうちに、そもそも日本語と英語とでは文章の作り方が違うことがわかってきました。そしてようやく、「だから日本語で書いた文章を英訳すると、英語は正しいのに辻褄が合わない文章が出来上がるのか!」と気がついたのです。
このレッスンのおかげで、日本語で文章を考えてから翻訳するクセが自然に抜けました。あまりに自然にこの変化が起きていたので、きっかけや、いつからそうなったのかは全く覚えていません。気がついたら翻訳サービスに日本語を入れることがなくなっていました。
毎日のエッセイはそれはもう本当に大変でしたが、いまでは大きな効果を感じていますし、このときに養った英作文の力が、翻訳ソフトを賢く利用するうえでも非常に役立っています。

翻訳サービスの賢い使い方

現在私は日常的にオンライン翻訳サービスを利用しています。ただし使い方はすっかり変わりました。いまはまず英文を書きます。次にその文章がある程度の日本語に変換されるかを確認します。つまり、答え合わせのような感覚で使っているのです。それでも不安が残る場合はその英文を検索しています。

私が考える賢い使い方は、知らない単語やフレーズは自分で調べて英作文し、できた文章を確認する補助的な役割として利用することです。ですので、このサービスを最も効果的に使うには、英語表現のストックを増やし、基本的な英文法(中学英語)の知識を身につける必要があります。

いかがでしょうか? こういったサービスは利用者によって目的や使い方が様々だと思います。みなさんが考えるオンライン翻訳サービスの賢い使い方もぜひ共有してもらえると嬉しいです。


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