直前期の計画テクニック/竹田和哲

センター試験を終えて、気が付けばもう2月。いま、どんな心境ですか?
二次試験対策、やってもやっても前に進んでいない感じがして焦っていませんか?
ちなみに僕が受験生のころはめちゃくちゃ焦っていました(笑)

さて、皆さんに何を伝えようか色々と考えましたが、僕からは少し具体的な勉強のお話をします。

皆さん、日々の勉強計画は立てていますか?

「もちろんやってるよ!」という人。素晴らしいです!
やっていない人も、「そんなこと今さら…」だなんて思わずに!不安のつのるこの時期だからこそ、計画性を持って勉強することは非常に大切なんです。
計画を立てて勉強することで、「今の勉強で十分だろうか?」という漠然とした不安も解消されます。さらには集中力の持続や暗記効率の向上にもつながっていくんです。

既に計画を立てて勉強している人もそうでない人も、これからお伝えする3つの計画テクニックを、ぜひ参考にしてみて下さい。

①自信アップの計画テク~「時間」ではなく「量」を基準に!~


「今日は○時間勉強するぞ!」という、時間を基準とした計画の立て方は非常に危険です。得られるものは漠然とした自信だけで、目標(=合格)に近づいているという実感が全くもてないからです。
必ず「数学の問題集を○ページ」「英語の長文問題を○問」といった、量を基準とした計画を立てましょう。達成するたびに自信がわき、勇気がわき、迷いがなくなっていきます。ただし、計画はあくまでも無理のない範囲で。自分が確実に達成できる分量の計画を立てるのがポイントです。

②暗記効率アップの計画テク~復習はタイミングが命!~


この時期は新しい問題にばかり目がいきがちです。でも断言します。復習を怠って難関受験に成功した人はほとんどいません。勉強計画には必ず復習の時間を入れて下さい。
そして復習はタイミングが命!効果的なタイミングは科学的に証明されていて、学習の「翌日」と「1週間後」が記憶定着に最も効果的と言われています。
したがって1日のどこかで前日の復習時間と1週間前にやったことの復習時間を必ず取るようにしましょう。

③集中力アップの計画テク~ポモドーロテクニックを使おう!~


ポモドーロテクニックとは短時間の集中作業を繰り返すことで、常に集中できる状態を保つというものです。人間の集中力の限界は45分程度と言われています。何時間も勉強をしていても、気がつかないうちに集中力は低下し続けているのです。
でもこのポモドーロテクニックなら、集中力をきらすことなく勉強を持続させることができます。
具体的には「25分の作業+5分の休憩」を4セット(2時間)繰り返し、少し長めの休憩(30分ほど)を取るというサイクルで勉強を続けます。是非実践してみて下さい。
余談ですが、ポモドーロテクニックのサイクルで時間を計ってくれる無料のスマートフォンアプリもあるようですので、スマホを持っているという人は使ってみるのも良いかも知れません。

以上、直前期の計画テクニック3種類でした。最後の最後まで全力で走りきるためにも、是非活用してみて下さい。

竹田和哲

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