想定外のことは、起こる。誰にでも。/雨宮崇

いよいよ明日。多くの人にとって、とても大事な日となります。

私はとても心配性で、石橋があったら叩きまくるタイプ(今でも)なので、
12年前のこの日、考えられるすべての準備をして、明日の大事な日を迎えようとしていました。
おそらく今の皆さんもそうかもしれません。

その一方で、受験にはいくら準備してもしきれない、想定外のトラブルがつきもの。
程度の差はあれ、きっと皆さんにも明日「想定外」が起こるでしょう(起こらなければラッキー!)。
そんな時にも焦りすぎることがないよう、私に降りかかった「想定外」を2つ紹介します。

【想定外①】試験前夜、全く眠れない。


「受験勉強=睡魔との戦い」だった人なので、許可さえ出ればどこででも眠れる能力者でした。
ただ、試験前夜だけ、想定外の睡魔さん家出。
「眠ろう→眠れない→眠れないことに焦る→さらに眠れない→もはや泣く→眠気完全消失→…」
こんなループにはまり、時計の針だけが動き続け、3時半あたりにやっと寝付くことができました。
翌朝「睡眠時間3時間…こんなんじゃ働く頭も働かない!」と焦りながら、試験会場へ。

【想定外②】試験2日目の朝、鼻血が止まらない。


花粉症持ちの私は、この時期マスクと薬は欠かせません。
もちろん私の準備に余念はなく、マスクはずっと着用、薬もきちんと服用しました。
ただ、ホテルの乾燥は想定外。
ホテル2泊の結果、鼻の粘膜が弱りに弱り、試験2日目の朝、鼻血が止まらずベッドが真っ赤に染まりました。
「脳に酸素と栄養を運んでくれる血液をこんなに失ってしまった…」と焦りながらも、なんとか止血。
「鼻血です。ごめんなさい」という清掃の方へのメモを残し、焦りながら試験会場へ。

…あと2つほど紹介したい想定外がありますが、この辺で。
何が言いたかったかというと、
「受験生全員、それぞれの想定外のことが起きている。焦らなくて大丈夫。」ということです。

試験中頭が真っ白になったら、右の人を感じてください。その人は昨夜3時間睡眠でした。
試験問題が全く分からなくても、左の人を感じてください。その人は朝鼻血と戦っていました。

焦っているのはあなただけではなく、みんな同じです。
そう思うと、不思議と連帯感すら生まれてきます。
もしかしたら、その人たちとクラスメイトになり、一生の友人となるかもしれません。

みなさんの明るい未来を願って、心から応援しています。

雨宮崇


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