勇気

大差を生む微差/鈴木由則

皆さん一人一人の顔を思い浮かべると懐かしさが込み上げてきて、色々と伝えたいことがいっぱい浮かんできますが、この時期に私のようなおっさんからの励ましはウザイというのが世の常、不変の真理(笑)ですので、以下、30年以上受験生を見てきた一応のベテランとして、大差を生む微差を羅列させていただきます。
バカバカしいものも随分ありますが、参考になりそうなものを拾い読みしていただければうれしく思います。

1.模試はif「もし」でしかない
判定が悪かったのを気にしている受験生は多いと思いますが、模試はif「もし」でしかなく、判定が悪かった場合は完全に無視しましょう。マイナス思考は禁物。過去問を繰り返し、本番で得点できればよいだけです。

2.暗記より思考力
暗記モノの詰め込みは不安を和らげてくれますが、配点も高くなく、それほど当たるものでもありませんので、休憩がてらや片手間にするようにしましょう。
トイレや部屋の壁や天井にペタペタまとめたものを貼るのもいいですね。英語や国語の読解問題、数学などの思考力を要する問題は配点も高く、安定しだすと最強の武器になりますので、暗記より思考力をみがき続けてください。

3.直前期はおそろしく伸びるという事実
飛行機は離陸すると一気に高度を上げますね。まだまだ離陸したばかりという事実を知っている受験生は少ないと思います。新しい問題ではなく、復習、解き直しを繰り返すと本当におそろしいほど伸びるのが直前期なんですね。

4.テレビより音楽
休憩時間や食事時にテレビを見ると、ほんのちょっとのつもりが数時間なんてことはけっこうありますね。音楽は長くて5分程度、2、3曲聞いたところでしれていますね。

5.火事場の馬鹿力を活用する
火事場の馬鹿力はそもそもあるから出るんですね。一流のスポーツ選手や成功者たちがやっているイメージトレーニングを活用するといいでしょう。好きな曲を聞きながら、志望校の大学案内を眺めるなどおすすめです。

6.万一、前日あまり眠れなくても全く問題なし
人間の体は良くできたもので、そんな時はちゃんと非常時モードにスイッチが入りますから、大丈夫なんですね。しっかり寝るに越したことはありませんが、気にしないのがベストですね。

7.意外に力を発揮してくれる持ち物
①靴下の替え、携帯用スリッパ
雨や雪でずぶ濡れになってしまった場合に助かりますよ。
②温かい飲み物と冷たい飲み物用の2つの水筒
教室が寒い時はほっこり、暑い時はさっぱりしますよ。
③消しゴム2つ
転がってなくなってしまうと時間の無駄ですからね。
④おしぼり
顔を拭くとリフレッシュ効果がある(私だけかも?)。
⑤チョコなどの糖分補給用菓子類
諸説ありますが、脳の疲れに効くかもですね。

8.教室が暑すぎる場合、寒すぎる場合は試験官に伝える
どちらも思いやりからだと思いますが、極端な場合はやはりパフォーマンスに影響しますので、試験官に伝えてみましょう。ただ、受験生全体の配慮から聞き入れてもらえない場合もあるでしょうから、Tシャツを着ておくなど温度調節のできる服装はマストですね。

9.万一、試験中に緊張からパニックになってしまったらトイレ休憩
3分程度のロスはありますが、リセット効果絶大です。

10.本番では科目ごとにきっちり気持ちを切り替える
一時間目の科目は緊張もあり、難しく感じるものです。出来なかったと次の科目にその気持ちを引きずる受験生は多いようですが、合否はあくまでも総得点、いくらでも挽回は可能です。また、他の受験生も出来ていないものなんですよね。

皆さんの健闘を「祈る」、ではなく、「確信」しております。

Brighten the world !

ブライトン.グループ
鈴木 由則

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?