「腹を括る」/宮本浩平

タイトルは、僕が中学生だったときに、とても影響を受けた先生の言葉です。
この言葉は、僕の人生において、受験や就職など、いろいろな節目で、前に進むために支えてくれた言葉です。

みなさんにとってもこの言葉が、迫る受験だけでなく、今後の人生においてもすこし役に立てばと思い、
僕からこの言葉を紹介したいと思います。

せっかくなので、真面目に語源や意味を調べてみました。

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◆腹を括る(はらをくくる)
(一説に、「腹を据える」と「高を括る」の混同からできた語という)
いかなる結果にもたじろがないよう心を決める。覚悟する。腹を据える。「こうなったら―しかない」(広辞苑より)
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つまり、一言でいえば、
「どんな結果になっても納得して受け入れるだけの心を決める」ということです。

この言葉を実践できる人は、「勝負」の局面において、とても強さを発揮できると思っています。

受験当日は、何が起こるかわからないです。
大抵、何かしらのハプニングに遭遇してしまいます。笑

まして、大事な「勝負」の局面。無意識にテンションがあがり、戦闘モードになっています。
五感が研ぎ澄まされ、集中力が増します。人間も所詮動物なのです。

裏を返せば、人生で、一番「戦闘態勢」が取れている瞬間でもあり、
一番「あらゆる刺激に敏感」な瞬間とも言えます。

でも、「腹を括って」いる人は、ハプニングすら受け入れられます。
もはや、ハプニングもハプニングではなくなります。
いい意味で、日常の落ち着きを保ったまま、勝負に臨めます。

だから、「腹を括り」ましょう。
落ち着いて、身の回りで起こるいかなる事象にもたじろがず、「こういうものだ」と納得しましょう。
自分が「今置かれている状況」に集中して、「覚悟」を決めましょう。

とはいえ、なるべく周囲の状況に敏感にならないためには、「準備力」というものがキーになってきます。
「準備力」については、高木先生が生々しい実体験を語ってくれていますので、そちらを見てみてください。
「いつも通り」を実行する環境を整えるためにはマストです。
1個だけ、僕からお勧めするとしたら、真面目な話、下痢止めのストッパは持っておいた方がよいです。これだけは、当日でさえ完全にコントロールするのは難しいので。

これから皆さんが経験する入試本番の緊張感、集中力、覚悟の瞬間。
これらを経験した後は、今後の人生のあらゆる勝負の局面で生きてきます。
僕自身も、受験生当時の経験が、直接的間接的に生きていると感じます。

「腹を括る」準備は、できていますか?

あともうちょっと。
さあ、腹括っていきましょう。

一緒に、頑張ろう。

健闘を祈ります。

宮本浩平

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