私の大学受験の思い出/立入啓浩

既に受験から12年もたち、せっかくなので僕の思い出話で、少しでもリラックスしてもらえればと思い、つらつらと。

■前日


丁度12年前の今日、私も皆さんと同じように、いつもよりも緊張していた夜を迎えていました。
結構古風な家で、受験の前日はかつ丼でした笑

■初日


朝、受験会場に着くと、高校の友人と出会い、
いつも通り、テストスタート、
初日は数学のみ、過去問も25年分解き切り、準備万端、自信あり
全く解けない、絶望、奈落の底に落ちた気分、6問中まともに答えられたのは1問~2問、
「来年、もう一度来る羽目になるな・・・」「俺が出来ないのだから、周りもできないに違いない」
いろんなことが頭をめぐりぐちゃぐちゃなまま帰宅

夜、何を隠そう、高3の模試の成績は良かった、ぶっちゃけA判定連発。
親も安心していたせいか、まさかの、晩御飯は「すきやき」
超高級肉を、前祝いに、と出してきた。こちとらそれどころではない。
全く味がしない笑
不合格、と思っているので、食卓もお葬式のように暗い笑
初めて肉を前にして、喉を通らないという経験をした。12年たったが、未だに親からいじられる笑
調子に乗っては良いことない、とこの時学んだ。

そしてそそくさと自分の部屋へ。天井を眺めながら、心を落ち着かせていた。
あの日の天井の様子はいまだに忘れない。きっとみんなもボロボロだった、今日は忘れて明日に集中、と言い聞かせた

■2日目


受験会場に着くと、前日の数学の話で持ち切り、どうやらみんなコテンパンにやられたらしい。
自分が感じることは人も感じると、少し安心した

英語、理科の様子はもはや覚えていない、ただ集中して目の前の問題と対峙していた。
やれることはやったので、あとは結果を待つのみ、

■合格発表当日


朝起きた瞬間から吐き気。
家から大学まで自転車で15分で行けるのに、迷いに迷い30分以上かかった。
どうやって到着したのか覚えていない。
結果は無事合格

番号を見つけたときの、安堵感、やっと勉強から解放された、と正直思った。

立入啓浩

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