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総長への憧れ「静かなるドン」

私が13歳のころだったと思う。
日本テレビ系列で「静かなるドン」のドラマ放送が始まった。
私は中山秀ちゃん演じる新鮮組総長、近藤静也に激ハマりした。

今となっては王道でもあるそのあらすじ。
下着会社プリティに勤務する静也は、ある日どデカい暴力団組織の総長である父親の跡を継ぐことに。
心優しいがゆえに抗争ではない手段を選び、様々な葛藤に晒されながらも、頼りないお調子者の静也はやがて、大きな組織をまとめるドンに君臨する。

なぎら健一を知ったのも本作だった。余談だけど。

私は、暴力団の世界に強い憧れを持った。
思えばこの憧れは、私が成長するにつれ恋愛に影響したのだ。ヤンキーや悪い男に憧れる、に近いのかもしれない。
実際、こんな秀ちゃんのような心優しくて、「争いのない世界にするんだ!」と熱意を持った総長がいるのかはわからないけど。。

陰ながら大切な女を守り、名は明かさない。
だが女性は総長である方の自分を好きになる。
認めて欲しい本当の自分は…葛藤しながらも、大切な女性や家族、組員たちを守り抜く。

秀ちゃんは現在、渡辺プロの大御所?としてエンタメ?にて活躍をしているが、本当にこのころはただただカッコよかったのだ。
ちょっぴり白スーツに着られてる感はあったけど。

放送が終わってしまい、心にぽっかり穴が開いてしまった私は、映画「極道の妻たち」に心を躍らせ、その穴を埋めた。
そして、かたせ梨乃を知る。カッコ良すぎた。

さて、このドラマはのちに私の恋愛観に多大なる影響を与えた。26〜33歳くらい。
結果、ろくな恋愛をしなかった。
もちろんそのせいだけじゃないけど。

ちなみに、かたせ梨乃に憧れたのち、ある日テレビで放送された映画「吉原炎上」に辿り着いた。
おそらく私は14、15歳くらいで中学生の頃だったのではないかと思う。
映画の内容は、詳しくはわからなかったけど、家族と一緒に観るものじゃないという雰囲気は読みとっていたため、2階の部屋で1人で観た。
あの名シーンは今でも忘れられない。

これもまた、35歳の自分に影響を与えることになった気がする。それはまた、別のお話、、

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