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海外赴任後の家探しでしたこと

 妻の海外赴任がもうすぐ終わる。我が家は持ち家がないので、帰国するにあたっては家を探さなければならなかった。そこで、どのように探したのか、また探すにあたってやったことを書いておきたいと思う。
 なお、我が家の場合、妻の会社が借り上げてそれを社宅として利用するという制度を利用することにしたため、個人で契約する場合とは状況が違う場合がある(借り主である会社が用意する賃貸借契約書を、貸し主がOKするかどうかという点で、対象となる物件が少なくなっている可能性がある)。


最初の予定と実際

 当初、私と妻は一緒に帰国し、ホテルで生活をしながら家を探す予定だった。ただ、私の仕事の都合と、妻が帰任後仕事をしながら新生活の準備をするのが大変であるという理由で、専業主夫をしている私だけが早期帰国をして諸々の準備をすることにした。
 ただ、家は妻が自分で見たいとのことだったので、一緒に一時帰国をして探すことにした。

家探し

 通勤等の事情を考慮して場所の候補(◯◯線沿線)を挙げ、物件の条件(間取りやマンションorアパート、戸建て等)を決めて、妻の会社が提携している仲介業者に連絡をした。詳細は書けないが、都内もしくは都内近郊で2LDKというのが条件
 内見をせずに決める人もいるようだが、私達は内見をしたかった。なので、二人で事前に一時帰国をして、そのときに内見ができるように事前に物件情報を担当者から共有してもらい、おおよそのあたりをつけた。流れとしては

  1. 仲介業者の担当者に条件を伝える

  2. 担当者から条件にあった物件情報(マイソク)をメールでもらう

  3. もらったマイソクから良さそうなものをピックアップして伝える

  4. 一時帰国時にピックアップした物件もしくはそれに近い物件を内見

 となる。担当者に最初に連絡したのは、内見の3週間くらい前。

 事前にもらうマイソクの物件は、内見までに決まってしまうことが多かった。あくまでイメージ・見本位の感覚でいるのがいいと思う。「ここにしよう」「ここが見たい!」と思っていると、直前に「決まってしまいました」となってがっかりする。 

難しかった点

 今回家探しをするうえで、難しかったのはおおよそ以下の点。

①時間が限られている=内見できる物件が限られる

 一時帰国時に内見をするということは、要するにそのときに見られる物件しか選択できないということになる。この場合、

  • 現在空室である

  • 新築で中は見れるけどまだ完成していない

  • 対象の部屋は空いていないけど、同じ建物の同じ間取りの部屋が空いていて見学できる

 という状態の物件は見ることができるが、退去予定の物件は当然見ることができない。もし日本にいて引越をするのであれば、空いた段階で見ることができるがそれができない、ということがネックになる。
 結局、数件×2日くらいをみた。

②人気の条件の物件はすぐに埋まる

 都内の2LDKの物件は人気が高く、手頃な価格のものは争奪戦になっているらしい。コロナ禍以降、在宅勤務が増えた結果、スペースを確保したい人が増えたというのが一つの要因だと聞いた。
 このため、空きがでるとすぐに埋まってしまうような状況になっているという。人によっては内見せずに抑えてしまうこともあるらしい。
 実際、一時帰国の直前に数件紹介してもらったが、当日にはもうなくなってしまっているものが多かった。
 また、実際に不動産屋に足を運んでマイソクを見せてもらった物件も、調べてもらうと少し前に決まってしまっているということもあった。

③賃料が数年前に比べて上がっている

 これは海外赴任が直接の要因ではないけど。
 ここ数年東京の住宅の賃料が上がっていた。私達が最後に引越をしたのは5年前で、私も妻もそのときのレベルで家賃等の条件を考えていたのだが、当時と比べて感覚的に1.2~1.3倍くらいになっていた(ただし、都内でもエリアによって状況は違うとのこと)。

事前にやったこと

①妥協できる点をあらかじめ決めておく

 上記のように、内見できる物件は限られ、賃料も上がっていることは事前にわかっていた。このため、理想の条件に合致する物件が必ずしも見つかるとは限らないから、あらかじめ妥協できる点を決めておいた。
 例えば、「広ければ間取りは1LDKでもいいかな」とか「古くてもきれいだったらいいかな」とか。
 その場で考え始めると長くなる可能性があるので、事前に話し合っておくことで迅速な意思決定(笑)が可能になる。先述の通り、いい物件はすぐになくなってしまうので、決断は早いに越したことはない。

②必須ではないが、あったらいいなという条件を考えておく

 妥協点と反対に、プラス要素となるポイントを考えておいた。例えば「複数の路線が使える」「全室にエアコンが備え付けられている」等。
 妥協するだけだと精神的にしんどいかもしれないので、これがあったら妥協してもいいなと思えるものがあれば、最終的にトータルでプラスの印象になるかもしれない。
 実際、現在私達が申し込んでいる物件は最初に考えていた条件には合致しなかったが、「作りが丁寧」「複数の路線が使える」「角部屋」などの好ポイントがあった。

③家具・家電を大体決めておく

 必要な家具・家電は実際の物件が決まってからでなければ決められないが、あらかじめおおよそ必要なものをリストアップして、それぞれに予算枠を設けた。

こんな感じ。
Googleのスプレッドシートで作成し、二人で共有して編集。

 結果、内見の際に、具体的に何をどこに置くかのイメージがスムーズにできた。また、物件が決まったあとに、すぐに購入する具体的なものをリストアップすることもできた。

その他

担当者とのコミュニケーション

 基本的に連絡はメールベースになる。物件探しに限った話ではないが、メールだと先方の意図や人柄・雰囲気がつかみずらい。今回、担当者から条件に合致しない物件のマイソクが何枚も送られてきて、「大丈夫かな?」と妻と話していた。
 ただ、実際に会ってみるとメールの文面の印象とは異なり、親切で、物件候補もいろいろな条件を勘案して提案してくれていることがわかった。
 先方が対応してくれるならば、ではあるが、一度Zoom等で話しをしておいたりするほうがいいのかなと思った。

以上。少しでもご参考になれば。



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