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シャネルの世界へようこそ

皆さん こんにちは みさこです

現在、三菱一号館美術館で開催されている
シャネル展へ行ってきました

パリで開催された展覧会が日本向けに

再構築され日本での開催となりました

こちらの美術館は
丸の内の高層ビル群に囲まれた
明治建築の煉瓦造りが美しい建物です

美術館の中庭には、程よく木々が生い茂り
ベンチでくつろいだり、隣接された
オープンカフェやベーカリーなどで

楽しむことができます

都会の中にいながら、清々しさを感じられる
私の好きな場所の一つです 

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少し早めに現地に着いて、予約の時間まで

中庭のベンチでひと休み
(web予約で日時指定ができます)

入口には、当日券を求める人の長蛇の列が 
できていました

この美術館で、こんなに混んでいるのは
初めてです!
CHANELの人気が伺えます

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現在、知らない人はいないというくらい
世界中で愛されているトップメゾン
    【CHANEL】
創業者のガブリエル・シャネルは
その時代ごとにファッション革命をおこし
最も影響力の大きい女性デザイナー
と言われています

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会場に入ると、天井、床を含む四方が
黒のビロードの様なもので貼られていて
まるで、作品が浮いているようです!
とてもラグジュアリーな空間になっています

こちらに来たことのある人は
いつもの雰囲気と全く違う雰囲気に
驚かれると思います

この回顧展ではCHANELの生涯の作品を
時代別にテーマごとに展示されており
彼女のファッションに対する意志の強さと
哲学を体感できると思います
展示構成も引き込まれる要因です

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柔らかくゆったりした優しい印象のニットのアンサンブル
流れるようなドレープの美しいイブニングドレス
タフタ(張りのある素材)のドレスは、その形状を生かす
カッティングの素晴らしさ!
ビロードのドレスも形状を際立たせる 
装飾の美しさに圧倒されます
素材によって形状を生かすカッティングや装飾の
美しさや細かさ、シンプルで上品なものばかりです

スーツには、芯地、ダーツ、襟がなく、上着の裏地は、あえて付けず
女性らしい柔らかいシルエットを表現しています

”ガブリエルは、体にフィットしない
ゆったりとしたカーディガンを作り、
スカートは当時としては大変短い足首上でカットされ
これらは、機能性を重視していると話題になりました”

服をまとうものに優しく、機能的で、動く事で
更に美しく見えるシルエット

実際、歩いたときに、ドレスの裾のプリーツ、
カッティングなどがどのような
表情を見せるのか、ぜひ見てみたいと思いました

年代別に見ても、どの時代でも彼女の作品が
いかに革新的であったかがわかります

日本に影響されている時代もあり
和風の刺繡が施されている作品もありました
ちなみに、CHANELの花のアイコン「カメリア」は日本の椿です

香水「NO.5」
マリリン・モンローのイメージですね 

香りの調合、ネーミング、ボトルのデザイン
全てが革新的であったようです
昔の香水瓶はぽってりしていて可愛らしかったです

戦後、フランスでシャネルが低迷していたとき
マリリン・モンローがこの香水を愛用していた
ことからアメリカを中心にシャネルルックの
人気が広がったそうです

私は香水は好きではありませんが、こちらは美しい
大人の女性というイメージがあり憧れます

コスチュームジュエリー
エキゾチックなもの象徴的なものなど
服のシンプルさとは反対のようなボリューミィなデザインです

続いて、キルティングのバッグ
1955年に発表されたという事ですが
実用的でシンプルかつ上品だからこそ
現在もなお愛され続けているのですね

1957年に発表されたというバイカラー・シューズ
(つま先部分か切り替えになっている)
機能的であり女性の脚をいかに美しく見せるかを
デザインされた名作が、この年代に
生まれていたことに驚きました

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ガブリエルは常にシンプルな美しさを意識し
着心地の良さ、無駄のないデザインの追求
実用的でありながら上品でであること
型にはまらない女性らしさを追及してきました

「女性の服の開放」
「古い価値観に囚われない自由で自立した女性」

これは後に彼女の遺産を受け継ぐ者
カール・ラガーフェルドや
彼のもとにいたヴィルジニー・ヴィアールの
作品の中でそれぞれが、時代の変化に適応し未来に向かって進み
ガブリエルの、動き、生活し、存在することができる
「女性に優しい服を作る」という彼女の理念が反映されています

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ガブリエル(ココ)の名言

ガブリエルは、常に自由奔放で自分の意見を抑えなかったと言われています

「みんな私の来ているものを見て笑ったわ
でも、それが私の成功への鍵
みんなと同じ格好をしなかったからよ」

「私は好きな事しかしない
私は自分の人生を
自分が好きな事だけで切り開いてきたの」

「私は流れに逆らって泳ぐことで強くなったの」

「私の人生は楽しくなかった
だから私は自分の人生を創造したの」

「翼を持たずに生まれてきたのなら
翼を生やすためにどんな障害も乗り越えなさい」

「私の生き方そのものがモード」

「シンプルさは全てのエレガンスの鍵」

「古い価値観は覆し
自分のモードで世界を切り開いていく」

カッコいいですね~
不幸な生い立ちながら不屈の精神で
自由な精神を勝ち取り時代のアイコンとなったガブリエル

私達は皆、彼女の生き方そのものの魅力に
惹きつけられているのではないでしようか

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この回顧展は、ファッションが好きな人はもちろん
造形美や作品を美しく見せる展示の仕方など
見どころは多いと思います

予約チケットは、おそらくソールドアウトかと思いますが
夕方から入場できるお得なチケットもあります
チケット代には、音声ガイダンス(チケット代に含まれる)
があるので、イヤホンを忘れずに~!
私は知らなかったので、持っていきませんでした😢

ご興味のある方はぜひ!
9月25日までです

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最後までお読みいただきありがとうございました。

美しいものに触れとても充実した時間を過ごすことができました

会場内がとても暗く、杖で歩くのは大変でしたが
娘にお願いして付き添ってもらったおかげで、
楽しむことができました。娘に感謝です

久しぶりに、美術館近くのお気に入りのお店の
ランチも変わらぬ美味しさでした~
★近くのおすすめランチ★
ブラッスリーオザミ丸の内
https://auxamis.com/brasserie

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広々して趣のある佇まいが美しい美術館内の階段踊り場

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