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スキズ SKZFLIX考察 最新版
以前に書いた旧版の考察はこちらです↓
旧版とは言っても、関連する7作品についても詳しく触れているので、ぜひ先に読んで頂きたいです…!
①"바보라도알아(Mixtape: On Track)" (2020/03/25)
②UNVEIL: TRACK "B Me" (2020/09/06)
③"애(Mixtape: OH)" (2021/06/26)
④"The View" (2021/09/03)
⑤SKZFLIX Teaser (2023/10/22)
⑥UNVEIL: TRACK 2 "Leave"|SKZFLIX Sequel (2023/10/23)
⑦SKIZFLIX (2023/11/03)
11月26日、SKZFLIX & "Leave" MAKING FILM(いわゆるビハインド映像)が公開されたことを受け、急遽再考したものが、今回の最新版の考察です。
考察 最新版の概要
複数のパラレルワールド説
【世界線A】パボアラ→B Me→OH
8人がバラバラになる世界線。
中高時代、映画“바보라도알아”の制作過程でヒョンジンとミンホが仲違いする→ミンホは交通事故に遭い、スンミンも脚本執筆に行き詰まり、映画作りは継続できなくなる→卒業後も8人は離れ離れのまま。
ヨンボクは現状を書き換えたいと願う(OHでろうそくに火を灯し祈る)。
【世界線B】View
【世界線A】を経験したヨンボクが願う、理想の世界線。
ろうそくを吹き消したので願いが叶ったようにも思えるが、これらは実際に起きたことではなく、ヨンボクの想像に過ぎない。
【世界線C】SKIZFLIX→Leave
ヨンボクが【世界線A】での現実を書き換えた新たな世界線。
ヨンボクは、映画“바보라도알아”でのいざこざを防ぐため、【世界線A】からミンホを連れ出し【世界線C】に連れてくる。このパラレルワールドなら8人が楽しく映画を作り続けられるはずだった。しかし、ヨンボクだけは【世界線A】に戻らなくてはならない。
【世界線D】アイドルグループStray Kids
Hellevatorから始まり、数々の自作曲を発表するアイドルグループStray Kidsとして活躍する世界線。
では、SKZFLIXを一コマずつ分析しながら、【世界線C】について説明していきます。
注意していただきたいのは、これはあくまで一考察に過ぎないということです。こんな解釈もあるのね程度に、楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!
【世界線C】SKZFLIX→Leave
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ミンホとヨンボクの出会い
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初めに聞こえてくるのは、男性と女性の言い争う声とガラスの割れるような音。
女性「どうしてこうなったの?」
ガシャン!
男性「知るか!全部あのガキのせいだろ!」
これはミンホの両親、ミンホの過去ではないでしょうか。幼い頃のミンホは両親から虐待を受けていた、あるいは映画俳優になることを反対されていたのかもしれません。
そしてろうそくが吹き消されると、"Leave"が流れ始め、横たわるミンホが映し出されます。
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ミンホの顔には傷がありますが、「ミンホの怪我」といえば、やはり”B Me”での交通事故。
【世界線A】では、 “바보라도알아"の映画撮影がきっかけで8人がバラバラになってしまいます。ヨンボクはそれを防ぐために、 映画サークルに参加する前のミンホを【世界線A】から連れ出したのかもしれません。交通事故に遭いそうになったミンホを、ヨンボクが助けて【世界線C】に連れてきたのが、この場面だと考えることはできるでしょうか。
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ミンホはヨンボクのことを知らないようです。それもそのはず、ヨンボクが現実を書き換えたために、ミンホはこの時点で他の7人の誰とも知り合っていないからです。
ヨンボクはミンホの質問には答えず、「どうして今日の美術の授業に来なかったのか?」と繰り返します。放課後の時間帯でしょうか。
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前回も書きましたが、美術の授業にミンホが来なかったために、ヨンボクが代わりにモデルにした「ジニョン」って誰なんでしょうね(前回はふざけて、餅ゴリ?なんて書きましたが笑)。
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渡されたアイスを、唇の傷を気にしながら食べるミンホと、それを意味深な表情で見つめるヨンボク。ビハインドから、ヨンボクはミンホの傷を見つめていることがわかりました。
SKZFLIXの最後、彼が一度姿を消して戻ってきた時、顔に傷を作っていたのはミンホの身代わりになったという説がやはり濃厚でしょう。
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俳優を探すハンとスンミン
さて場面は変わり、制服姿のハンとスンミンが自転車で駆け抜けていきます(時間帯的に下校途中でしょう)。そしてBGMは"Cover Me"に。
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スンミンは脚本家、ハンは監督として映画作りに励んでいるようです。スンミンはパラレルワールドがテーマの脚本案を温めており、ハンもその映画にちょうど良い俳優を見つけたいと思っています。
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一方、アイスを食べ終えたヨンボクはミンホを散歩に誘います。これは恐らく、ミンホをハン・スンミンと引き合わせるためです。【世界線C】での今回の映画作りでは、【世界線A】のようにミンホが他のメンバーと決裂することはなく、8人全員でハッピーエンドを迎えられるはずだとヨンボクは考えているのでしょう(この時点ではまだ)。
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歩き出す2人。ヨンボクはミンホの手元の台本をちらりと見てから、どうして俳優になりたいのかと尋ねました。ミンホは少し考えてからこう答えます。
自由だろ。
あの人にもこの人にもなれるし。
そしてなんか、そんな俳優たちを見ていると、窓の外の広い世界を見ているような気がするっていうか。
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ミンホはそう言って笑ってみせました。ミンホが持つ台本には“가려줘”と書かれています。「隠して」という意味の"Cover Me"。
ミンホは、窓の中のように閉じ込められた状態から「自由に」なりたくて俳優を目指しているのでしょうか。隠したい過去があるのでしょうか。
それらを踏まえて、冒頭部分の男女の言い争いについて考えると、やはりミンホの過去との関係が見えてくる気がします。
4人の出会い
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自転車を止め、「見つけた」と嬉しそうに呟くハンの視線の先には、ミンホとヨンボクがいました。
他の方の考察で、「この時ハンにはヨンボクの姿は見えていない」というものがありました。ですが、私はこの時ちゃんと、ハンにはヨンボクとミンホ両方の姿が見えていたと思っています(その理由は、少し後に書きたいと思います)。
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「なに、なに?何があったの?」と追いついたスンミンは、ハンから単眼鏡を取り上げて覗き込みました。その瞬間、単眼鏡のピントがミンホからヨンボクに移ります。スンミンは「え?」と言って単眼鏡から目を離し、肉眼で見つめ直しました。
嬉しそうな表情のハンとは対照的に、怪訝そうなスンミンの様子が気にかかります。
ここでビハインドの映像を差しはさみます。
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SKZFLIX本編ではばっさりカットされていた「過去学生時代に撮影した姿」というシーンです。
ミンホ・ヨンボクを見つけたハンとスンミンは、2人を映画の俳優として誘い、学校の体育館で簡単な撮影をしたようなのです(4人で楽しそうにしている様子から、ヨンボクがハンたちに見えていないというのはあり得ないことが分かります)。
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映画サークルのメンバーたち
時が流れ、8人は大学生に。
ハンは応募映像として学生時代に取ったその映像を公開しており、ヒョンジンは大学の教室で一人、その映像を見ていました。
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B Meではジョンインでしたが、応募映像内ではヨンボクに代わっています。
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ヒョンジンは何かに気づいたように、映像の中のミンホの顔をじっと見つめました。
そこに、遅れてやってきたジョンインが声をかけます。2人は待ち合わせの約束をしていたようです(ビハインドより)。
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ジョンインは教室に入ってくると、こう言いました。
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バンチャン・チャンビン・ヒョンジン・ジョンイン(・ハン・スンミン)は映画サークルStray Kidsのメンバーで、毎年、短編映画祭に出品してきたようです。中高時代、ヨンボクがミンホとヒョンジンの決裂を防いだため、映画サークルが高校卒業後、大学進学後の現在まで、何事もなく存続してきたことが分かります。
ヒョンジンに「今回の短編映画では何がしたい?」と聞かれたジョンインは、「カメラマンがいいけど、ヒョンの方が上手いから、僕は俳優がいい」と答えます。
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【世界線A】のパボアラと同じように、こちらの世界線でもヒョンジンはカメラ担当、ジョンインは俳優だということが分かります。
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短編映画コンクールの名前は"Multi-Universe Short Film Festival"。コンクールのポスターには"DREAMS COME TRUE TO THOSE WHO TRULY WANT THEM” というフレーズが。
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OHではハンがいたバス停の壁と、ヨンボクが読んでいた本のページに、The Viewでは8人がケーキのろうそくの火を消して笑い合った場所に、同じ言葉がありましたね。
「夢は本当に望む者に叶う」
これは、8人がまた一緒に笑い合う日を願うヨンボクについての言葉で間違いないでしょう。
音楽はBLIND SPOTに変わり、バンチャンがこう宣言します。
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映画祭への参加を決めたのもバンチャンのようですし、彼はこの映画サークルの部長的な役割を担っているように見受けられますね。
「監督と作家に会いに行こう!」
バンチャンは、ヒョンジン・ジョンイン・チャンビンを連れて、ハンとスンミンの元に映画の話を聞きにいきます。
ホワイトボードの前に立ったハンは、「俺たちの受賞履歴」と言って長いリストを掲げました。
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数多くの映画を作り受賞してきたというのは、8人がバラバラになった【世界線A】ではありえない設定です。
ビハインドではこの受賞歴リストの文字を読むことができました。
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なんと、全てスキズがリリースした楽曲でした!
2017年のHellevatorから始まり、2018年M.I.A・・・と、まだまだリストは続いています。
・・・つまり、彼らは現実のリアルスキズが作った曲(やMV)を映画作品として作り上げてきたようなのです。確かに、 “바보라도알아"、"B Me"でも、MVの中で映画のスクリーンに題名が映し出されるシーンがありました。
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彼らは【世界線A】で現実だった出来事や、【世界線D】でアイドルとして活動している事などを、何も知らずに映画作品にしていたのではないでしょうか。ヨンボクの行動によるパラレルワールドからの影響が少なからずあるのかもしれません(前世の記憶的な)。
結末からいうとSKIZFLIXでは、8人で幸せになる事には失敗します。ヨンボクが去らなければならないためです。しかし、映画サークルStray Kidsのいる3つの【世界線ABC】の他に、アイドルグループStray Kidsのいる【世界線D】もあるのだとしたら…。
「8人で笑い合う世界を作りたい」
今の彼らはまだ何も気づいていないけれど、最終的にそのアイドルグループの世界線に辿り着くために奮闘していく、というのがこの物語の今後の流れかもしれません(私の推測に過ぎませんが)。
話が膨らみ過ぎたので戻します。
ハンに継いで、脚本家であるスンミンが映画の内容について話し始めました。
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パラレルワールドを行き来するのがこの映画の主人公のようです。
話を聞いて勢いよく拍手をするチャンビンでしたが、ジョンインに止められてしょんぼり。SKZFLIXでは、このチャンビンの「主体性のない」キャラというのが非常にはっきりしています(とても可愛いのですが)。
「俺はお前に主体性を持って生きて欲しいんだ」と名言(!!)を放つアイドルのチャンビンとは大きく異なっています。
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ハンとスンミンはその後、別の部屋でミンホとヨンボクにも同じ説明をしたようです(これはティーザーを見ると繋がりが分かりやすいです)。
「パラレルワールドの話をするんだけど、俳優をやってくれないか」と聞かれたミンホは、ヨンボクが快諾したのを見て「それじゃあ、いいよ」と頷きました。
こうして2人は正式に映画サークルに加わったのでした。
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監督と脚本家の肩を叩いてバンチャンが出て行くと、スンミンの手元がアップで映ります。
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"LEAVE"
ようやく、彼らの作る映画の題名が明らかになりましたね。
映画作りスタート
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122829364/picture_pc_20c84a0f27f5823e65fee9358680581b.png?width=800)
バスケをして遊んでいる仲間に向かって、スンミンは俳優たちの動きを確認していきます。
ポイントは、映画の中で「パラレルワールドに気づく存在がミンホである」ということ。
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名前を呼ばれたミンホは、戸惑いながらも受け取ったボールをゴールに向かって投げますが、シュートには失敗してしまいました。
ここでも、ヒョンジンがミンホのことを見て意味ありげな表情を浮かべています。
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ヒョンジンが、ミンホがシュートに失敗したのを見ていることから、私は何となく、"바보라도알아"でのサッカーのシーンを思い出しました。
"바보라도알아"では、恋敵であったミンホがシュートを決め、ゴールキーパーのヒョンジンはゴールを守ることができませんでした。
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ヒョンジンは、前にもハンの応募映像に映るミンホを気にしていましたが、ここでシュートに失敗したミンホのことを見て、パラレルワールドの記憶を思い出しそうになったと考えることもできるでしょうか(あくまで推測です)。
一方、ヨンボクとジョンインはバスケに参加せず、ヒョンたちが遊んでいるのを眺めていました。牛乳(イチゴミルク?)を飲んでいたヨンボクは、ジョンインにコーヒー牛乳を手渡します。
ところがヒョンジンが駆け寄って来て、ジョンインの手元からコーヒー牛乳を取り上げてしまうのでした。
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やはり登場した牛乳とコーヒー牛乳。
この後の映画撮影でも、「パラレルワールドに気づいたミンホがヨンボクとジョンインの間を通り過ぎる」シーンで小道具として牛乳が使われていました。
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ミンホ・ヒョンジン・ヨンボク・ジョンイン。彼ら4人の複雑な関係のメタファーとして登場するコーヒー牛乳と牛乳ですが、現時点ではその意味についてはっきりと分かっていません。
映画作りの過程で
ハン・バンチャン・チャンビンは特殊効果作りに取り組んでいるようです。それは、板に小麦粉を乗せて踏むという簡単な仕組み。
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場面は変わり薄暗いバスの中、ヨンボクは台詞を練習します。
「俺はもう帰らないと…」
俳優のヨンボクはパラレルワールドを行き来する主人公役であることが明確ですね。
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「どうだ!今の良かっただろ?」
嬉々として振り返ったヨンボクでしたが、他のメンバーは全員眠っていました。撮影帰りなのでしょうか。8人が仲良く過ごせていることがここからも伺えますよね。
ヨンボクは恥ずかしそうに前に向き直りましたが、すぐに、考え込むような様子で窓の外を眺めました。
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自分は本当にもうすぐ元の世界に帰らないといけない。8人と楽しく過ごしている間は忘れかけていたその現実を思い出し、複雑な気持ちになっているように見えます。
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ラストスパート!
映画のクライマックスである、「ミンホがパラレルワールドに気づく」シーンの撮影がとうとう始まりました。音楽は再び"Cover Me"に。
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監督のハンはなんどもNGを出し、他のメンバーも疲れが溜まっている様子。
しかし、最後の一回でようやく成功し、彼らの映画撮影は無事終わりをむかえました。
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他の方の考察で、「この映画作りの段階で、すでにミンホ以外のメンバーには、ヨンボクが見えていないのではないか」とする説がありました。最後のテイクの直後にミンホとヨンボクの2人だけが笑っていたためです。
しかし、ちょうどそのシーンがビハインドでも映っていたので見てみると…
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カットがかかった瞬間、ニャンニャンラチャ(=ミンホ&ヨンボク)が吹き出しています。多分これは、素です(笑)。2人だけが笑うよう指示された演技ではなく、単に互いの演技に「笑ってしまった」だけだと思います(可愛い!)。
これが、本編で使われたシーンと同じではない可能性もありますが、たぶん映画を撮っている段階で、メンバーたちにヨンボクの姿が見えていないということはないと思っています。
撮影が終わっても彼らの仕事は終わりません。
おそらく映像の編集やら、音声の編集やらがあるのだと思います。ふざけ合ったり励まし合ったりしながら、8人は最後の作業に取り組みました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122833109/picture_pc_5f13f48046ec6c87e36e32230f1a977c.png?width=800)
ようやく完成した映像を、8人は期待と緊張の入り混じった様子で確認します。
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あのクライマックスのシーンも格好良く撮れていて、8人は大満足。ヨンボクとミンホも嬉しそうに映像を眺めていました。
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ヨンボクの行方
俳優のジョンインとミンホが見ているのは、完成した映画。その映画からは"Leave"の音楽が流れているようです。
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そして2人の後ろでは、誰かがろうそくに火をつけています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122833157/picture_pc_f8ba779e3b658a2fa6bdbacb7dca4950.png?width=800)
ところが、映画に映るのはジョンインとミンホだけ。一緒に俳優をしていたヨンボクの姿は映っていませんでした。
「ごめん、みんな。時間があまり残ってないんだ。こうやって先に挨拶するよ。僕はもう帰らないと」
ヨンボクが練習していたはずのセリフも全て、ジョンインの声にすり替わっていたのです。
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ろうそくに火をつけたのはおそらくバンチャン。撮影を頑張ったジョンインとミンホのためにメンバーたちがサプライズで用意した「俳優たちのための特別お祝いケーキ」です(ビハインドより)。
ちなみに、「ケーキのろうそくに火を灯す」という行為はシリーズ全体で重要な意味を持っていますが、ヨンボク以外のメンバーが火をつけたのはこのシーンだけです。
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ミンホはジョンインに「ヨンボクは?」と尋ねますが…
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何かがおかしいと気づいたミンホは、慌てて立ち上がり他のメンバーにも同じように尋ねます。
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なんと、誰もヨンボクの存在自体を覚えていなかったのです。ミンホはいてもたってもいられずに劇場を飛び出しました。
そんなミンホを唯一追いかけようとしたのが、ヒョンジンでした。
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SKIZFLIX本編でも分かりやすく映っていましたが、ビハインドでもしっかりと言及がありました。これまでミンホを気にする素振りがあったことからも、ヒョンジンはやはり何か鍵を握っているのでしょう。(ビハインドによると、ヒョンジンは結局ミンホに追いつけずに諦めたという設定らしいです。)
そしてビハインドからは、ヨンボクは上映前に劇場から出て行った、という裏設定も見つかりました。
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パラレルワールドに気づく存在がミンホ、友達に会いに来たが再び帰らなくてはならない主人公がヨンボク。私たちはここで、彼らの(この世界線での)現実が、スンミンの脚本&ハンのキャスティング通りになったのだと知ります。(ミンホは「パラレルワールドの存在」に気づいたわけではなさそうですが、少なくともヨンボクの存在自体の消失という異変を察しています。)
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必死に走るミンホが向かったのは、2人が最初に出会ったあの場所でした。ミンホは息を切らしながらも、スーパーの前に座っているヨンボクを見つめます。
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ここも他の方の考察で、「ミンホは少しずれたところを見ているからヨンボクのことが見えないのでは?」という説がありました。確かにSKZFLIX本編ではミンホの視線の先が分かりづらかった…。でも、ビハインドのおかげですっきりしましたね!2人はちゃんと向かい合っているようです。
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それよりも重要なのが、「ヨンボクはミンホのことが分からなくて混乱している」という設定です。別の世界線との間を行き来したことで、記憶を失ってしまったのでしょうか。
劇場を出て行った時はジャケットにジーンズだったヨンボクが、次にミンホの前に姿を現した時、制服姿に戻っているのは、やはり世界線を行き来しているがゆえのように思えます。
そしてヨンボクの顔には怪我があります。二度目の言及になりますが、これは冒頭のミンホの怪我と似ていることから、【世界線A】に行きミンホの身代わりに何かをして戻ってきたと考えられます。
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そして再び吹き消されるろうそくの炎。
SKZFLIX本編はここで終わります。
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SKZFLIX Sequel
UNVEIL: TRACK 2 "Leave"として公開された映像は、「SKZFLIX Sequel」つまり、「SKIZFLIXの続編」であることが分かります。
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ケーキを前に願いごとをするヨンボク。かつて8人が一緒に走った廊下にも、バスケをした体育館にも、今はヨンボクひとりしかいません。
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ミンホを助け、7人を幸せにするには、自分は去らなければならない。ヨンボクはそう悟ったのかもしれません。
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最後にスクリーンに映し出された”LEAVE”の文字。全て大文字であることから、曲名の”Leave”ではなく、SKIZFLIXの中で8人が作っていた映画の題名の方であると考えられます。
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考察の最新版は以上となります!
お付き合いいただきありがとうございました!
ミンホの過去や怪我、ヨンボクの記憶など、まだまだ謎が多いSKIZFLIXですが、これからも続き(あるよね?!)を楽しみに待ちたいと思います。
もし、この考察を読んで「ここが違うと思う」とか「ここはこういう意味だと思う」とか、ご意見がありましたら是非コメントお願いします…!
重ねて言いますが、私の考察がとんでもなく間違っている可能性も大いにありますので!笑
そして最後に言いたいことがあります。
名脇役のチャンビンさんの可愛らしさです。
この一連の作品の中でずっとバスケットボール保管係🥹(詳しくは考察旧版をご覧ください。)
最推しなのに完全な脇役で残念な気持ちもありますが、この苦しい物語の中でオアシス的な存在…。すごくいい味出していて可愛い!大好きです!笑
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