【社会】コロナワクチンの副作用 大動脈解離の関連性は?

  新型コロナ流行後、急造されたワクチン。急造されたワクチンは治験が十分とは言えず、副反応が強く、ワクチン接種後に急死する事例が多発しています。そこで、この記事では現在のワクチン接種と副反応の現状、接種後増加している病気などについて、公表データ、医師へのヒアリングを踏まえてまとめました。


1.国内のワクチン接種の現状 

 2021年2月から始まった新型コロナのワクチン接種は2023年10月末時点で最大7回を数えます。NHKの調査によると、1回目は全人口の80.9%、2回目は79.9%、3回目は67.5%が接種しました。全人口には接種年齢に満たない子どもも含まれていることから、この値がいかに高いかが分かります。ちなみに、15歳未満の子どもの人口比率は約12%。大人に限られば初期のワクチン接種率がいかに高いかが分かります。

 接種率は回数を重ねるごとに低下してはいるものの、2023年10月末時点で、7回目を接種した人は883万人もいます。さらに、オミクロン株への有効性が明確でない、5~11歳の子どももワクチンを受けています。1回目は24.5%、2回目は23.8%、3回目は10.1%のが接種しています。

2.国内のワクチン副反応の現状

 一方で、国は、新型コロナワクチン接種後に生じる副反応を疑う症状を収集して審議会に報告し、その意見を聴いて予防接種の安全性に関する情報を提供するなど、接種の適正な実施のために必要な措置を講ずることを目的とする「副反応疑い報告制度」を設けています。この報告制度で、2022年8月7日までにワクチン副反応によって、1,814件の死亡例が報告されています。

 このほか、新型コロナワクチン接種後の健康被害を訴えた人による国の「予防接種健康被害救済制度」では、ワクチン接種後の医療費・医療手当・障害年金・死亡一時金・葬祭料の支給を申請する人が後を絶ちません。ワクチンとの「因果関係を否定できない」として認定された総数や、死亡例の認定数が、新型コロナワクチンを除く、過去45年間のすべてのワクチンの認定数の累計を超えました。2023年8月末までに、同制度で認定された新型コロナワクチンを除く認定数は3,522件。一方の新型コロナワクチンは4,098件となっています。

 これまで、複数の医師が指摘してますが、副反応はすぐに出るものばかりとは限りません。「長期的な副反応はわからない」というのが未だに世界共通の認識です。新しい手法で作られたワクチンゆえに、数年後にどういう副作用が出るかは分からないままですし、数年後出たとしてもワクチンとの因果関係が解明されることはないと言っていいでしょう。

3.ワクチン接種後、増加している病気

 ワクチン接種者の間で増えている病気の一つが、「大動脈解離」です。大動脈解離は心臓から全身に血液を送る最も太い動脈である大動脈の血管壁に血液が流れ込み、突然死に至る恐ろしい病気です。最近、ミュージシャンのもんたよしのりさんがこの病気で急死(享年72歳)し話題に。2021年4月には、持病のない46歳の男性がワクチン接種翌日にこの病気でなくなるなどしています。もんたよしのりさんは別として、こうした新型コロナワクチン接種後の死亡事例報告11,093件(2021年8月25日まで)のうち、大動脈解離は32件が報告されており、うち18件は接種後3日以内に亡くなっています。

 他方で、ワクチン接種を推進してきた厚労省は、ホームページのQ&Aで、「現時点において、ワクチンを接種した人の方が、接種していない人よりも、くも膜下出血や急性大動脈解離が起こりやすいという知見はありません。くも膜下出血や急性大動脈解離は、偶発的に起こりうることから、ワクチン接種後に起きた場合でも、それだけで、ワクチンが原因で起きたというわけではありません」としていおり、当然、ワクチン接種と大動脈解離発症の因果関係を否定しています。

 大動脈解離の正確な発症率は不明ですが、東京都急性大動脈スーパーネットワークのデータによると、年間1万2500人、一日あたり34人が発症しています。大動脈解離の原因は、動脈硬化、高血圧、高脂血症、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、喫煙、ストレスなどにあります。特に、高血圧は危険な因子とされています。筆者がヒアリングした山口県の循環器の開業医も、「大動脈解離の原因は複合的で何がとは言い切れない。コロナワクチンとの因果関係は分からない」と話してくれましたが、大動脈解離との関連性を否定はしませんでした。実際、ワクチン接種以降、大動脈解離をはじめ、くも膜下出血など高血圧が因子の病気で亡くなる人が増えています。高血圧など危険因子を抱える人ほど、ワクチン接種に慎重になるべきです。

4.新型コロナで死亡した人 

 一方で、新型コロナウイルスの感染者数に占める亡くなった人の割合「致死率」は、2020年春の第1波では5%を超えていましたが、治療法の進歩やワクチン接種が進んだことなどから、2022年夏の第7波では0.11%かなり少なくなっています。現状は、札幌医科大学ホームページの公表データによると、7日間の人口100万人あたりの新規死者数は0が続いています。現状、新型コロナに感染しても死亡することはまずないと言っていいと思います。従って、75歳以上の後期高齢者を含む全世代でワクチン接種の必要はないと言い切れるほどです。


5.ワクチン接種と新型コロナ罹患の天秤

 この記事を執筆している2023年11月時点で、コロナワクチンを接種する利点より、欠点の方が遥かに上回っています。特に、12歳未満の子どもへのワクチン接種は慎重になるべきでしょう。新型コロナ罹患で亡くなる人が激減する中で、接種後、高熱が出るなど、多くの人に副作用のあるワクチン接種はもはや必要ないと言っていいのではないででしょうか。しかし、現状多くの人がこのことに気づいていながら、周囲の曖昧な「同調圧力」に負けて打ってしまっています。筆者は、ワクチン接種の可否はその「同調圧力」をとるか、自分・家族の健康、ひいて「命」をとるかだと考えています。人によってはその「同調圧力」に染まることが何よりも大切だと考えている人もいるでしょう。それなら、「命」を犠牲にして「同調圧力」に染まる道を選ぶことも否定はできません。ですが、「同調圧力」から一歩引いて、今こそ自分の頭で考え判断すべきです。「命」は失ってからでは遅いのです。

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