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高松より(20240217)

高松に来ている。



高速バスの中で食べた朝ごはん。

エネルゲンの飲むゼリーは初めて食べた。わさび醤油の味がして美味い。絶対わさび醤油の味ではないのに舌の予測変換がわさび醤油しかヒットしないのだ。




到着。


駅のコインロッカーに荷物を預けて、直島にいくために高松港へ向かう。





どちらさまですか?

ああ、「親切な青鬼くん」…。


Googleマップを見ながら歩いていたらどういうわけか位置情報が狂ってしまい、今いる場所と違う場所が現在地として表示されていた。どゆこと?と思いながら確認してみると私が地図の向きを間違っていただけであった。うがい団子の、うっかりさん。





良いね。



なんとか時間までに到着。



高松港のハト、人馴れしているのか全く逃げない。どうなってんだ。




切符売り場へギリギリ滑り込んで切符をゲット。



船内はタクシーみたいな臭いに満ちていて、このままここにいたら間違いなく酔うと確信したので、甲板で合っているだろうか。なんか…外の、屋根のない剥き出しの場所。で座っていた。

おそらく海を見たことないだろうと思い、見せてあげた。




寒いので結局中に入った。




船内にあったガチャガチャ。




直島へ到着。



↑↑ひ さ あ




草間彌生の作品がお出迎え。
内部に侵入できること、知らなかった。


先の客がいたので床しか撮れなかった。



フェリー乗り場のすぐそばにいくつかあるレンタサイクルで電チャリを借りた。自転車なんて何年振りだろうなんて思いながら。電動アシスト付き自転車に初めて乗ったため漕ぎ出しの軽さに感動した。だが自転車を漕ぐこと自体に数年のブランクがあるのでやはり最初はふらついて怖かった。でも海沿いの道で風を浴びながらペダルを漕ぐのは気持ちがいいね。私はこのあと数時間で借りたチャリの鍵を紛失する。




ヴァレーギャラリーを鑑賞する。




金属級が水面に浮かんでおり、風が吹いてぶつかり合う音だけが聴こえる。




室内に入ると同じ球が迎えてくれた。



池のすぐそばには仏陀像が並んでいる。生と死のようだと感じた。意図することはわからないけど。



ベネッセハウスミュージアムへ。





館内に入ってすぐにあるこの作品、すごすぎる。



潰した金属のティーポットたちをキャンバスに貼り付けて作品としている。




これもよかった。

国旗を壁面に並べてあり、その中央付近にあるモニターにはアリの映像が流れている。

それを踏まえてよく見てみると、これらの国旗の一つ一つがアリの巣であることがわかる。

とんでもない表現方法だ。





そして最も強く惹かれたのがこの作品だった。



「ハイウェイ・ペインティング」

黒地に白でSTOPの文字。


寄って見てみると、アスファルトを表現していることがわかる。キャプションにはアスファルトにペイントと書かれてある。おそらくキャンバスサイズのアスファルトを用意し、STOPと書いたということだ。その表現方法に驚かされ、印象に残っていた。



お昼ご飯をミュージアムカフェで頂いた。


瀬戸内レモンのクリームパスタ
生ハムを添えて

上に乗った葉っぱとか、胡椒みたいな荒めの粒の正体がわからないままだったが、とてもおいしかった。見た目よりも量があるのもよかった。





草間彌生の南瓜まで歩く。



ここの海は青く透き通っており、砂もサラサラでとても美しいところだった。




南瓜。

外国人観光客たちが南瓜に夢中になっていた。



ビーチ付近には色彩の鮮やかな動物の作品たちが展示されている。

最後の写真の「会話」という作品は手前と奥が椅子になっていて、おそらく実際に座ることができる。だけど接触が禁じられていたので叶わなかった。私が去った後に鑑賞していた人たちは、座って会話をしていた。どっちが正しいのだろう。どっちも正しいし間違っているのかも。



その後に杉本博司ギャラリー 時の回廊に行った。

「ラストオーダーが近いので急いでラウンジへ向かえ」と学芸員さんに伝えられたのでまずそこへ。



ラウンジにはお茶とお菓子のサービスがあり、ほうじ茶とゆずのお菓子をいただいた。正直お茶は苦くてあまり得意ではなかったのだけど、ここで提供されたものは全く苦味がなく、お菓子とよく合って美味しかった。人生で一番美味しいお茶だった。





杉本博司さんの「硝子の茶室」。
この方の作品の透明・不透明、人口・自然の構成のバランスが非常に巧みで、心動かされた。




とても満たされた気持ちで歩いて駐輪場まで戻り、さてそろそろ戻ろうかと鍵を取り出す。ことができなかった。なぜなら、どこかで落としてしまったから。

電話でレンタサイクルのお店に事情を伝えると、10分程度でやってきた。鍵代の三千円を支払い、代わりの鍵を受け取って返却所まで戻る。




何やってるんだろうなあ!?



でもまさか、どこかで落とすだなんて考えられないだろ。今までの人生で一度も鍵を失くしたことがなかったのだから。だからといってレンタサイクルの時にそのターン来なくても良くない?何を言っても全面的に私が悪いけど。

でもまあいいよね。お金で解決できる問題だったから。これで学習できたし。誰も傷つけていないし。





遊びに来てこんな気持ちでいるのは良くないので道の駅を物色しに行った。




直島ガレットの夏みかん味。みんなパッケージを見ただけで「美味しそう!」と言っていて、私も同じ気持ちだったのですごいと思った。こんなシンプルなデザインで人々の食欲を掻き立てることができるだなんて。



結構カチカチだったから手の熱で溶かしながら食べなくてはならない。真冬に食べるのは向いていないかも。
味は、既存の商品に例えるのは良くないと思うけど、しろくまアイスのような爽やかさで美味しかった。




そうこうしているとフェリーが到着したので直島に別れを告げた。



駅のコインロッカーに荷物を取りに行き、めちゃくちゃ迷子になりながらホテルにチェックインした。


消えてしまいそうな部屋番号。


夜にライブがあるのでホテルを出て、先にご飯を食べてしまおうと思ったが行こうとしていたうどん屋は満席で、やむを得ず街をうろうろしていた。するとサイゼリヤの看板が見えたので入店した。私の地元には無いので、人生初サイゼだった。



時間がないので、なるべく冷めやすそうな料理を注文した。以前アツアツのドリアで遅刻した前科を持っているから。


美味しいですね。エスカルゴも、ほぼ貝で普通に美味しい。フォッカチオがかなり好きだったのでまた行きたいね。そしていくらなんでも安すぎない?まちがい探しムズすぎん?あと3つもあるの嘘じゃない?

10分で平らげて、ライブ会場まで飛んで行った。あと5分で開始時間だったから走っていった。



ちょっと長すぎるのでここで一旦切ります。




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