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推しの子を、つかまえた

ラジオから流れてきた曲に、びっくり。
短編を読んだ後のような気持になって。
yoasobiの『アイドル』でした。
光が強ければ、闇が濃くなる。
『推しの子』というアニメのオープニング曲でした。

少し前、書店で『推しの子』がおすすめされていて、
1巻だけ読んでみたのですが、
主人公アイの目の中の☆がどうしても気になってしまい、
1巻だけで終わってしまったのです。

『アイドル』の曲に魅かれて、
家族が契約していたネットフリックスで、『推しの子』のアニメを見てみました。
1時間半ほどありましたが、あっという間に感じるほど引き込まれました。
歌があり、色があり、動きがあり、
漫画では気になっていたアイの目の☆も、双子たちの片目ずつの☆も、まったく気にならず、集中してみることができました。

振り返ってみれば、家族が持っていたワンピースも、進撃の巨人も、鬼滅の刃も、若々しい作画や、ダイナミックなコマ割りになじめず、最初だけで終わってしまったことがありました。

若いころは、漫画も小説も、あっという間に引き込まれ、学校の授業中や布団の中でもこっそり読み続けていたものですが、残念なことに、年とともに、集中力や視力、気力が衰えてきているようです。

感受性が衰えたのを、歌や、声や、音や、動きで補ってもらえて、きらきらとした世界を目の前に繰り広げてもらえる。いい時代になりましたね。

主人公、愛でも哀でもeyeでもないアイをめぐるミステリーになっていきそうな2部も楽しみ。yoasobiと動画のおかげで、『推しの子』は、逃すことなく、堪能することができそうです。

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