始まりの彩
流れる時の川 ぼくが一人
流れには逆らって 歩けない
だから今の一瞬を 逃さぬように
手いっぱいに広げて ぎゅっとする
終わりがあるなんて思わないよ
むしろ始まりが訪れるばかりだよ
だって、川の流れ着いた先には
きれいに澄んだ 青の世界が
一面に広がっているんだもの。
積もる時の砂 きみと二人
風に舞って どこかに行ってしまう
だから今の一瞬を 消えないように
透明な瓶にしまって とっておく
記憶は色あせるなんて思わないよ
むしろ新たな色で満ちていくばかりだよ
だって、ぼくと君の心の中には
未来を描ける 真っ白なキャンバスが
一面に広がっているんだもの。
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