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大切なことは続けること

株式投資をしている友人に成功する秘訣を聞くと、必ず言うのが、「続けること」である。粘り続けることで成果や結果が出てくるのだという。

僕は、大学を出てから、「先生の学び場」をずっと取り組んでいた。多くても30人〜40人程度の手作りの勉強会である。

なぜ、先生の学び場づくりをしつこつ取り組んでいるか。
それは、子どもたちが主体的に学ぶためには、先生も主体的に学ぶ必要があるからだ。

公的な研修は仕事として行われる。
そのため仕方がないところもあるし、教育委員会の先生も一生懸命工夫している。
しかし、どこか堅苦しく、評価も含まれ、気が重い。参加して良かったと振り返りに書くことはあっても、では、休みの日に行くかと聞かれたら、「うーん」となってしまう。

そこで考えたのが、休日でも参加したい、学びたい、学び場をつくることだった。
公的ではなく、あくまで私的。主体的て自主的。遊びと学びが行き来する。
そんな学び場づくりにしたいと思っていた。

まず最初にはじめたのが、大学の同期の仲間と一緒に始めた、幼稚園、小学校、中学校の教員で学ぶ勉強会である。年に数回、全国に散らばっていた仲間で集まって勉強会を始めた。その時にまとめたのが、『教師になるには』という本である。この本を取り合ってくれた一ツ橋書店さんは店を閉じてしまったが、今では違う出版社に引き継がれた。卒業した大学の場所である京都市での勉強会、場所を色々探して見つけたのが、京都市のこどもみらい館である。今でも研修会で使う場所でもある。
この教育サークルは10年ほど続けることができた。

次に取り組んだのが、名古屋で研修会をすることだった。
今から10年以上前のことだと思う。

教員の研修、公的でない自主的、主体的な研修会は、東京や大阪など、人口が多いところに集中している。それは、交通手段や支援団体、教員数などが影響すると思うが、10年、20年ほど前は、まだオンラインもなく、その傾向は強いように感じた。授業づくりネットワークの東京の集会にもよく愛知からの先生が参加していた。

こうしたことを見ていて、名古屋でもやってみようということになり、講師を招いての研修会を行うことにした。当時、「自主学習ノート」の本を出していた伊垣尚人さんにお願いすることにした。FBでNWの年越しをしていた伊垣さん。「ぜったい僕らにしか呼べないような面白い人を呼ぼう」そんな思いでお呼びし、30、40名あった席は数日であっという間に埋まった。その意味で琉球教育フェスで第1回の講師が伊垣尚人さんであったことは感慨深い。

この会は、月1程度で開催していて、僕の大きな異動もあり、数年で離れてしまったが、期間は短かくても、様々な実験的な取り組みができた。懇親会は健康ランドで整えて、なんてこともしていた。

そして、今では、社会科フェスを始めた。
来年で3年目になる。できるだけ続けたいと思っている。

とにかく、大切なことは続けること。
これからが大切。


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