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生産終了になった今だからこそ、MacBook Pro 13インチの魅力について語りたい

今朝公開されたApple Eventの後、MacBook Pro 13インチ、M2モデルが生産終了になりました。無印Proモデルは今後、MacBook Pro 14インチ、M2モデルとして引き継がれていくことになります。

あくまで個人的な意見ですが、MacBook Pro 13は、旧ラインアップの中で、最も魅力に欠けるモデルだったので、今回の生産終了は当然のことだと思っています。そもそもM2モデルを出したこと自体、不可解なことでした。

ところで、私はM1チップ搭載のMacBook Pro 13を愛用しています。なぜそんな選択をしたかと言うと、フリマサイトでたまたま安く出品されていたからです。具体的な金額は伏せますが、同じM1を載せたMacBook Airと同じくらいか、GPUのコア数を合わせると、むしろ安いぐらいの価格でした。なぜそんなに安いかと言えば、単純に人気がないからです。

M1搭載Macの中では、やはりMacBook Airの人気がダントツでしょう。M2モデルが出た以降も、ずっとラインアップに名を連ねているのは、それだけ人気があるからだと考えるのが、自然です。

Proが不人気な理由としては、とにかくコスパが良いというイメージが先行したことから、Airがあまりにも圧倒的な人気モデルになったために、そのカゲに隠れてしまったという面が大きい、と個人的には見ています。

逆に言えば、Proに対しては、同じチップで、筐体も大差ないのに、Airより不当に価格が高い、そもそもどこがProだ、というネガティブなイメージが付いてしまったように思います。

そんな過小評価を喰らっているPro 13ですが、実際に使ってみると、なかなか使い勝手の良いMacBookです。Air 13と比べると、手軽さには欠けるものの、ほぼほぼ同じ使い方ができます。ファンが付いているので、夏場の連続使用も安心です(いまだファンが回っているのを確認したことはありませんが)。

タッチバーに関しては、一部界隈からとくに不興を買っているようですが、私も同感です。しばらく使っていても「なにこれ感」がハンパないですし、(咄嗟の)音量調整がしずらいという明らかな不利益を被っています。

13インチの生産終了は、タッチバー付きMacBookの絶滅ということでもあります。実際にふだん使っている身として、滅んで当然の機能だと思います。ただ、タッチバー付きのおかげで、中古で安く買えたという側面はあると思うので、そういう意味では感謝しています。

ところで、M3チップ登場により、MacBookの性能はそれなりに向上したようですが、価格も一気に跳ね上がりました。たとえば、一番安いモデルでも、25万円弱もします。M1時代と比べれば、ほぼ倍です。私にとって「おそろしい」のは、「速さ」ではなく、「高さ」です。

さて、すでにお察しの方もいらっしゃると思いますが、私が考えるMacBook Pro 13の魅力は、フリマサイトなどの中古市場でのコスパの良さです。Apple自ら生産終了し、このモデルに見切りをつけたことで、不人気モデルが決定的なものとなりました。今後、中古品のレートがさらに下がることも期待できます。

MacBook Pro 13はすでに、中古市場で安いM1搭載Macの本命のような存在ですが、その地位はさらに強固なものになるでしょう。





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