真実告知 2歳 エピソード3

私の母の話

養子を迎えてから、田舎の母は野菜やお米と一緒に子どもの喜ぶお菓子や
使えそうな可愛いタオルなどを、せっせと送ってくれます。

電話で話していたら、
母は「養子であるという事実は隠すものだと思っている」ことが分かりました。
「小さいのに可哀想に。みんなで黙っていたらいいよ。分からないよ」と母。
確かに、乳児院にも行かず、真実告知をせず、私が産んだことにして、このまま成長していけば、ある年齢までは隠せるかもしれません。

成長してから養子だと聞いても「何かおかしいと思ってたんだよね~」で
終わる人もいるかもしれません。

私は真実告知は、なぜ必要かの話をしました。
聞いていた母が一言、
「なるほど、私は養子です、って胸を張って生きていけばいい、
ということね」

そう!それ!なのです。
真実告知は子どもが自分は養子だと受け入れ、自信をもって生きていくためにも必要なのではないかと思います。

当事者の方、間違っていたらすいません。


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