地稽古って・・・(3)「合気で」

昭和58年~60年頃・・・メンバーを組むのがギリギリ・・・、その剣道部には有力校に行ける力を持っているにも関わらずに地元市内の学校に入学し、私と偶然に出会った女子剣士たちがいる。

その学校は、その年に体育学科を新設してその後多くの種目で全国的に活躍するのだが、この子達はその流れで入学した訳ではない・・・。

そして、初心者を含むチームで入賞したり代表決定戦で関東大会出場に一喜一憂・・・高校時代には大きな実績もないにも関わらずあるきっかけで剣道名門大学から声が掛かったり、押しかけたりして進んだ。
そして、信じられないことに全国大会の準決勝で3人が二手に別れて戦う等の活躍させてもらえるようになった。

その後も専門家路線ではなく、誰もが知る企業に就職・・・勤め始めは美容と健康の稽古を続ける程度で鳴りを潜めていたものの、いつの間にやら剣道界に復活し、現在では大きく引き立ててもらっている・・・。

その子達は、ずっと
毎年1、2度稽古にやって来てくれる。

そんな先生方に
普通の高校生が、これ又
「基本打ちや地稽古では、気持ちを伝えることが出来る・・・!」
そんな力を付けつつある頃の記録です。

稽古後の挨拶で
「皆さんと稽古をしてみて感じた事は、先生が今でもちゃんと稽古をしていることが分かりました・・・。」 (笑)

と話してくれました。
子ども達にとっても私にとっても
とても嬉しい言葉だったと思います。

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