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地稽古って・・・ (1)

月に1、2度中高生と稽古をする機会がある。今時の子だから地稽古というより試合である・・・、手元を挙げて避けながら入って来たかと思うと竹刀を明後日の方向に振って見せたり、回したりして崩そうとする…、そして無理そうなら苦っ付く・・・かと思うと引き技を狙う・・・。
まぁ、野球で言えば牽制球の多い変化球投手という感じかな・・・。
まぁ、それに引っ掛かることはまず無い。その上、此方が打っても
「崩れてないぞもどき」
に構えて認めない・・・。
どうやって終わろうかと悩みますね・・・。
そんな子達が1年ほど経った最近やっと変化が見えてきた・・・。
受けが少なくストレート系で出鼻に来る・・・。
避けられそう!となると
止まって避ける動作になるのは相変わらず…相手に打たれそうではなく、自分が打とうとした時にその打突が除けられそうになった時にですよ…。
なので切り返し連打という展開にはなかなかならない・・・。
それでも何とか相懸り展開になった時に最後に伸びるメンを打たせて終わる感じにする・・・。
「学校剣道の試合用のスタイル・・・、でもそれって中高生だけの世界だと思うんだよな・・・。」
「ちょっと勝ってる人のモノマネって感じするけど…、」
「ここでの稽古では、基本的な稽古手順を知っているか?・・・元立ちとの違いを計って自分で次場面の課題を立てられるか? そこを掴む力を伝えたいんだけどな・・・。」
最近はちょっと面白くなってきたかな・・・。少し伝わってる感があるからね・・・。

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