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地稽古って・・・(5)

「地稽古って・・・、」という題名のシリーズですが、今回は初心者基本編的なものです。
前回の (4) での通り、私の剣道は
「横の動きの面打ち」から始まったと書きましたがそこをもう一度書きますと
当時(昭和30年代)昭和の家屋の屋根にみられた物干し場が私の竹刀の振り場所でした。
その柵に幾つか付いている物干し竿止めのVを打つのが日課でした。
その場で打つ、左右に移動してから打つ。
その後、剣道場に行くようになった時に前後の素振りや面打ちばかりになった時には
「物干し場だから横でやらされてたんだ。」
と思っていましたが、後年になって父自身がそう習ったと聞きました。
面打ちも「助走打ち」が「当たり前」の少年剣道の中で「歩み足」や「小走り」でした。
今のような「一歩入ってメン」はなかったような・・・?
身体全体を使って大きくリズミカルに打つ事を先ず推奨していたんだと思います。
「幼稚園のダンスのように・・・、」
そして、手足を合わせてスムーズになってくると中学の先輩の動き等を真似しだしていきます。
その場からの一足打ちを本格的に取り組んだのは大学に入学してからです。
高校時代は左足を寄せて打っていました。

さて、歩み足は「スムーズ」さに大切なだけではなくて地稽古の攻めにも使っています。
前回の「開き足のコテ」は
右、左と足を捌きます。
右足で入って行く時に相手が中心を閉めて来た時に左足前でコテ!
メンに出てきたら左足を開いてコテ!
他にも彼此と千変万化発展していきます。

変わっていると言われますが
何も新しくも奇をてらったいる訳でもなく、自分的には習った事をしているだけです・・・。

素振りを初心者にはさせないです。
右手打ちになりやすいから・・・。
竹刀でもタイヤでもいいですが
面が1番です。
「お願いします!」
「ありがとうございました。」
に意味が出ますね。
そして、元気のいいやんちゃ系高校生でも
「もうちょっと音鳴らしていいよ・・・、」
っていうくらい手加減するものです。
これが大切じゃないですか?








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