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我慢して勉強しても記憶できない理由

こんにちは!

SCアカデミー塾長の齋藤です(^^)

今回も漫画シリーズからスタートです!

苦手な科目を勉強している際に

✅ 何度やっても覚えられない
✅ 何度やっても理解できない

という経験をしてことはありませんか?

今回は「なんで苦手な科目の勉強はなかなか覚えられないか」についてお話をしていこうと思います。

記憶は感情と深い関係がある


何かを覚えたり、理解する際は

「好き」や「嫌い」

といった感情はとても大きな意味を持ちます。

例えば、

嫌いな科目は全然記憶・理解できないとか、
好きな科目はすぐに記憶・理解できるとか。

つまり、プラスの感情を持って勉強をすると記憶・理解がしやすくなります。

では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

その仕組みを次の章で紹介していきます。

脳は情報にラベル付けをしている


脳は目などから入ってきた情報をそのまま記憶しようとはしません。

脳は「A10神経群」というところで、入ってきた情報に感情というラベルを貼り付けを行います。

そして、ラベル付けされた情報は「前頭前野」というところに入り、情報が理解・判断されます。

前頭前野で「自分にとって良い情報だ!」と判断された情報は、「自己報酬神経群」というところに運ばれ、そこから更に色々な過程を経て記憶されます。

少し難しい話になりましたので、簡単にまとめると

目などから入った情報が「自分にとって良い情報だ!」と思えば、記憶に残りやすくなる

ということです。

自分にとって嫌な情報と前頭前野で判断されてしまうと、記憶には残りにくくなってしまいます。

「嫌だ・やりたくない」と思って勉強をすることは良くないことだ

ということがわかりますね。

苦手な科目でも記憶しやすくなる方法

苦手科目は無意識に「嫌だ」「やりたくない」と考えてしまいがちです。

しかし、担当の先生が変わったり、塾に通ったりすることで、

「あ、そういうことだったのか!」
「ちょっと面白いかも」

と今まで嫌だった科目の勉強に対して、プラスの感情を抱くことは少なくないと思います。

つまり、苦手なものに対しても、しっかりとプラスの感情を持って臨めば記憶しやすくなります。

しかし、いきなり「好きだ!」「おもしろい!」と考えるのは難しいと思いますので、

「これは将来、受験に役立つ大切な科目だ」
「ここは試験に出る重要な単元だな」

など、重要性を意識した考え方へとシフトしていってみてください。

そうすることで、「自分にとって良いことだ!」とラベル付けがされるはずです。

最後に

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

前半部分は脳科学的なお話で、やや難しいと感じられた人もいると思います。

よくわからなかったという人は、「苦手な科目でも記憶しやすくなる方法」だけでも読んでいただければ、苦手な科目にどう向き合っていけば良いかがわかると思います。

では、最後にポイントまとめて終わりにしたいと思います。

記憶は感情と関係が深い
✅ 自分にとって良いと思える情報は記憶されやすい

苦手科目の記憶・理解に悩んでいる人は是非、この記事を読んで終わりにせず、「苦手な科目でも記憶しやすくなる方法」を実践してみてくださいね!

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