写真表現、抽象度を上げる試み
ここでの試みは、美の本質を見出すために、事物の抽象度を上げてとらえる事を試み、作品撮影に挑んでみようと思う過程を記して行くものです。
石と山は同じだ。小学校時代の絵画教室で思いました。
川辺の石ころとアルプスの山は実は同じ美しさを持っている。
たまたま人の視線から見ると、山は大きく、石ころは小さいだけ。
似た様な材質で偶然その形状になり、人類有史以前のはるか古代から有る物。
石ころも自分の視点をミクロサイズにして見ると、巨大な岩山になる。
飛行機から見下ろす山はジオラマの様だ。
川辺の石ころもかつては大きな岩山の一部だったかもしれない。
時間を遡って見ると、石器時代の神様だった山かもしれない。
という事は、おおきな視野で見ると、石と山の物質としての本質は同じだ。
2つを並べてみよう。そして境界線を曖昧にしてみよう。
複数の鏡を配置して石と山の輪郭が交差するのが良いのではないか。
近々、実験的に撮影してみようと思います。
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