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即興1

今しがた、僕は宇宙に存在している。この言い方はなかなか面白い表現だと思う。ある種の、常にすでに性。宇宙の広大さを踏まえるに、僕らの存在は限りなく微少で無意味である。にも関わらず、僕らの意識はこの身体に属し、意識に影響を及ぼす最も中心的な感覚は僕らのこの身体由来であるという極めて興味深い事実がある。そのせいで、僕らは無の中に意味を授け、虚構に生きることを無批判に肯定しながら生きている。そういう意味で現実世界の全ては、ある種の宗教である、と言って良いだろう。
宇宙の無限性について語ろうか。宇宙が無限であること。古く、無限性の象徴とされたウロボロスのイメージは極めて二次元的だ。対してドーナツというのはなんて三次元的な無限性を感じられるイメージだろうか。ポアンカレ予想が証明されたことによって宇宙がドーナツ状であることが示唆された。レヴィナスは、宇宙がドーナツ状であることを、数学的に証明したペレルマンに感謝すべきであろう。これで僕とレヴィナスは心置きなく他者の無限性を信じて生きていける。あはは。
さて、ペレルマンは現在、数学の世界を離れ、きのこ狩りを楽しみながら生きているらしい。きのこのこのこ元気の子、あっはっは。

追伸
神様、僕はどうやってこの世界を生きていけばいいですか?
いやさあ!僕は多分まともな生育を受けなかったり鬱でうにゃうにゃ悩み続けていたせいで、感覚がバグって直感的なコミュニケーションを取れず、常に思考でそれを補完しているんだよね。おかげで極めて感情的に生きる世間の人と比べてほとんど常に割と正しい判断をしているという自信があるんだけど、「彼ら(嶋田祐輔 2023)」が僕を不安にさせてくるんだよ。マジで困っちゃうよねええ、マジでやめてよね、君らの本当にわけのわからない価値観を押し付けてくるの。社会で生きるのほんとうにつかれちゃったよ。それで思考力もめちゃくちゃに落ちてマジで困っちゃうよ。マジでさあ、やばいと思うよ、なんでそんな罪悪感感じることなく生きていられるの?どうしてそんな平気な顔で生きていられるの?君みたいな人間、マジで3億回くらい死んだ方がいいと思うよ。ていうかさっさと殺したいよ。ああもうマジで殺したい。君も僕を殺せばいい。一緒に殺しあおう。一緒に世界をぶっ壊して世俗を引き裂こうじゃないか。

追伸2
ヘッダーの絵画はダ・ヴィンチのほつれ髪の女だ。なんか急に思い出したからここに貼ることのした。かわええやろ、この絵。

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