見出し画像

ヒバゴン探しに比婆山へ

何年も前のことですが、広島県の山間の町に『ヒバゴン』という怪物が出没するというニュースが流れました。

当時は皆本気になって、ヒバゴンを探しに山へ分け入ったといいます。
結局見つかりませんでしたが、住民の方々は今でもヒバゴンは実在すると信じておられます。

今回は、昨日私がヒバゴンを探しに比婆山登山に行ったお話です。

183号線で比婆山へ 途中ふざけた名前の橋がある「きょこんばし」ではなく「おおねはし」

ヒバゴン

1970年のことですが、広島県比婆郡西城町に身長160センチほどのゴリラに似た類人猿が複数の町民に目撃されました。

顔は逆三角形で、全身毛に覆われていたといいます。
比婆山系の町で目撃されたため、『ヒバゴン』と名付けられました。

これがニュースで流れると、全国からヒバゴンハンターが比婆山周辺に分け入り捕獲を試みましたが誰一人として捕獲できた者はなく、次第に目撃情報も尻すぼみになってしまい、ハンティングは自然消滅となってしまったのです。

UMAハンター まなきねこ出撃

私も当時は小学生でしたが、この話を聞いてヒバゴンを捕らえたいと思ったことを思い出します。

先日noteの常連さん同士がヒバゴンのことをコメント欄でやり取りされているのを見て、少し驚きました。
ゴールデンウィーク中に趣味の山歩きで、比婆山に行く予定にしていたからです。

妙なシンクロニシティ―だと思いつつ、5月5日の子供の日にヒバゴン探し登山を決行することにしました。

比婆山系

比婆山は独立峰ではなく伊良谷山、毛無山、烏帽子山、比婆山、などからなる連立峰です。

美しい稜線の比婆山系


これらを踏破すると約5時間前後かかります。
アップダウンもそこそこあり、オッサンの私にはハードですが、好きな趣味なのでシンドさも楽しい要素なのです。

文明の痕跡

県民の森というロッジのある広場から登山を始め、伊良谷山を目指します。
山頂に到着し毛無山へ向かうと、人が積んだであろう背の低い石垣が現れました。
この石垣はいつの時代の物かよく分かりませんが、人工物であることは明白です。

石垣が要所に配されている

また、烏帽子山頂には比婆山の稜線を指し示す岩に掘られた直線痕があります。
比婆山を重要なモニュメントとして祀る古代の人々の痕跡なのかもしれません。

圧巻は烏帽子山から比婆山へと続く山道に、巨大な岩が多数存在するエリアです。

こんな巨石がいくつも存在している



比婆山山頂に近いこのエリアの大岩の一つは、『鬼滅の刃』の竈炭次郎が真っ二つにたたき切った岩にそっくりな、縦にきれいに切られているものがあります。
古代の人々が、祭祀に使ったものでしょうか。

イザナミノミコトの神話

古事記で有名なイザナミノミコトが亡くなった時、この比婆山山頂に葬られたという神話があります。

山頂には小さな祠と『ここは神域です』という意味が彫られた石のモニュメントがあり、祠の近くにある大岩がイザナミノミコトの墓碑だと言われています。

イザナミノミコトを祀る祠だろうか 比婆山山頂
記事のトップ写真は、近くにある『ここは聖域』であることを示す石碑だ!

イザナミノミコトの魂はこのイザナミ陵から、出雲にある黄泉比良坂に旅立ったのでしょうか。

この比婆山系の山々は、全体に不思議と霊感を刺激する雰囲気があり、聖域として今も神が宿っているような雰囲気が、ポンコツ霊感の私にもヒシヒシと伝わってくる場所でした。

ヒバゴン現れず !

古代の巨石文明の痕跡や、神話の墓陵は確かに存在していましたが、肝心のヒバゴンは気配も感じませんでした。

映画『ヒナゴン』の記念碑

ヒバゴンはキングコングのようにデカいものだと思っていましたが、西城町のHPには身長160㎝とあったので見落としたのかもしれません。

地元の登山者の方に聞いたのですが、「ヒバゴンは見たことないけど、ツチノコらしきものは見た」とのこと。
また、この地域ではUFOの目撃談も多いと言っていました。

麓にあるパワー全開の神社

いずれにしても、ただの山ではないことはポンコツ霊感の私でも感じるパワーからよく分かります。
『霊感ストロングガールズ』のメンバーなら、はっきりとわかるに違いありません !
追加調査おねがいします!

ただ、登山はとてもシンドイですが・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?