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魂の通信手段


亡くなった方が夢に現れてメッセージを託した、とか霊媒が亡くなった方の語りをした、とかよく聞きますが、今回はもっと生々しいお話をご紹介します。

祖母のこと

私の祖母は今から30数年前に他界しました。その臨終前の出来事を義理の叔母が話してくれたのですが、とても奇妙で興味深い話でした。

祖母は脳梗塞で倒れ、病院に搬送されたのですが、少しづつ回復に向かっていると思われていました。
そのため、親戚一同すこし安心していたのですが、様態が急変して皆が集まる中、息を引き取ったのです。

葬儀の後、親戚が集まったのですが、義理の叔母さんが皆の前で話し出しました。その内容は・・・

「おばあさんの様態が急変した時間、何も知らず家でTVを観ていたら突然画面にノイズが入りだし、どのチャンネルに変えても民放の1チャンネルしか映らなくなった」
「その少し後、病院から連絡があったので駆け付けた」


横にいた叔父もうなずいていました。
二人が共謀してウソを言うとは考えにくいですし、陽キャラな叔母がこんな陰気な冗談を言うのも有り得ないと思います。

電波を発する?

単なるTVの故障かもしれませんが、それだけではないような気がします。
祖母がお別れのために叔母に合図を送ったのか、臨終近くなった時に自然と電波を発して、TVに干渉するのか?

もしそうだとしたら、人間には意思や感情を電波に乗せる能力があると思われます。
テレパシーのようなものでしょうか。

死者の布団

もう一例ご紹介します。これはもっと生々しいお話になります。

母の友人のHさんは、親戚の人を「事件」で亡くしました。
具体的には分かりませんが、事故や病気ではなく「事件」であったようです。

葬儀も終わり、通夜の折ご遺体を寝かせた布団を後日処分しようと、物置に入れたのでした。
その時、突然物置の戸がガタガタ鳴り響き、それがしばらく続いたらしいのです!


霊感の強いHさんは、その布団(布団の主?)が「ここは私のいつもの場所じゃない」と抗議していることを感じたといいます。
その後のことは分かりませんが、奇妙なことです。

念動力か?

祖母の場合が「テレパシー」なら、Hさんの親戚の人の場合は「サイコキネシス」なのかもしれません。
怖いというよりも、人間の表に出ない能力に驚かされます。

魂は通信手段を持つのかもしれない

この話はどちらも私が体験したことではなく、微妙な部分や、叔母やHさんの抱いた感覚的なことなどの詳しいことは分かりません。
しかし、うそをついている感じはしないのです。

人間というものは奇妙なものです。データや数字をこの上なく信用する半面、魂や霊界などの話には感情を揺さぶられるのです。
論理と感情、どちらも大切にしたいと思います。
 
今回のお話の様な、人間の持つ知られざる力が「世の中の役に立てばいいな」といつも思います。

本当にあれば、の話ですが・・・


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