Over the hill and far away〜ゲイリームーア

これは1987年にリリースしたゲイリームーアのアルバムの一曲目のタイトルである。

歌詞の内容は親友の妻と禁断の関係を持ってしまった男に殺人罪の容疑がかかり証拠として拳銃まで見つかってしまう。
しかしその男は親友への後ろめたさや諸々が関わりアリバイを証明できるのに彼女を庇って10年の懲役を受け入れるというものである。
公式プロモビデオの最初にはその男らしき人物とその浮気相手だと思われる女性、そして2人の間に生まれたことを匂わせる子供が描かれている。ゲイリームーアが書いた曲とサウンドが聴くものを切なくさせる。
もしシチュエーションが現代なら、もし彼女を本当に愛していたら民事的賠償金を払ってでも彼女にアリバイを証明してもらい、親友だった彼女の夫と泥沼裁判になっても潔白を証明するだろう。
でもゲイリームーアの旨さはそれができない時代での出来事だったと思わせる歌詞の書き方をしてたことだろう。
もし舞台が16世紀とかなら、寝取りました、はい認めますとなったらイギリスや北アイルランド(ゲイリーの生まれはイギリス領北アイルランド)ではどんな刑罰受けてたんだろうな。
日本にしかルーツを持たない自分の疑問です。

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