PromptCrafters : プロンプトの極意(大きく出たね)、「プロンプトエンジニアリングチュートリアル」
chatGPT使ってみたけれども、なんだかよくわからない。そもそも、何を書けばいいっていうんだよ!「プロンプト?」また横文字で煙に巻こうってのか!ぉん!
まぁまぁ。落ち着いてください。あなたが今しようとしている事はなんなのでしょうか。あなたは、デスクの前に座り、キーボードに手をそえ、モニターに映し出されたカーソルが点滅していますよね。あなたは、何か文章を書く必要に迫られていることでしょう。ですから、「何を書かなきゃならんのか?」を考えることから始めましょう。
プロンプトエンジニアリングチュートリアル: ChatGPTを活用する
ChatGPTで何をするかを考える
あなたがしようとしている作業は何か。それは「文書」を生成することだと思われます。「どんな文書を?」これがプロンプトの第一歩となります。文書を生成する目的は多岐にわたります。情報伝達、学習支援、娯楽提供、あるいは記録保持かもしれません。あなたの目的を明確にすることで、ChatGPTを使って達成するべきタスクが見えてきます。
目的の特定
情報伝達: 会社の四半期業績報告
学習支援: 初心者向けプログラミングチュートリアル
娯楽提供: ファンタジー小説のストーリー
文書の種類を選定
ビジネスレポート: 市場分析報告書
学術論文: 環境科学に関する研究論文
創作物: 短編小説
SNSの投稿: Instagram用の製品紹介文
技術マニュアル: 新しいソフトウェアの使い方ガイド
詳細な要件を考える
ターゲットオーディエンス: 誰を対象としているか?(ビジネスリーダー、学生、一般消費者)
含めるべき情報: 何を伝えたいか?(製品の特徴、研究結果、物語のプロット)
文書の長さ: どれくらいの長さが適切か?(1ページの要約、5ページのレポート、140文字のツイート)
プロンプトの作成
ビジネスレポートの例: 「過去3年間の市場動向と次の四半期の予測に基づいた業績報告書を生成してください。」
学術論文の例: 「気候変動が地域の農業に与える影響に関する研究論文を要約してください。」
創作物の例: 「中世ファンタジー世界を舞台とした、勇者と魔法使いの冒険を描いた短編小説を書いてください。」
フィードバックと改善
ビジネスレポート: 「より詳細な財務データと、競合他社との比較を含めてください。」
学術論文: 「最新の研究引用を追加し、結論部分をさらに詳しく説明してください。」
創作物: 「主人公の背景にもっと深みを加え、冒険の旅での試練を詳しく描いてください。」
このチュートリアルは、ChatGPTを利用して具体的な文書を生成するための初歩的なガイドです。目的の明確化からプロンプトの作成、フィードバックによる改善まで、一連のステップを踏むことで、ChatGPTの活用方法を学び、効率的に作業を進めることができます。
なんとなく、わかりましたか?なんとなくでいいんですよ。chatGPTは文句を言わないあなたの部下です。新人さんにさえへりくだる知識豊富な部下です。まずは、対話から始めましょう。
さらなる高みへ!
上記で、足らんという人は、私的研究の一端を下記で披露しております。暇なときにどうぞ。
プロンプトエンジニアリングチュートリアル第二弾: 解答の質の向上
このチュートリアルでは、ChatGPTに解答にふさわしい専門性・特異性を持たせるためのプロンプトの構築方法について解説します。目的は、より専門的で特定の人格を持った解答を生成させることです。以下に、そのためのステップと具体的なプロンプトの例を示します。
ステップ1: プロンプトを分析せよ
最初に、あなたが求める解答の範囲と性質を明確にします。このステップでは、解答を得たい質問の背景やコンテキストを考慮し、それをプロンプトに反映させます。
プロンプト例:
「医療分野におけるAIの利用に関する最新の研究動向を要約してください。」
ステップ2: 解答の焦点をはっきりとさせる
次に、どのような情報が解答に含まれるべきか、その焦点を絞り込みます。これにより、より具体的で有用な解答を得ることができます。
プロンプト例:
「特にがん治療におけるAIの役割に焦点を当て、その効果と今後の課題について述べてください。」
ステップ3: 解答をするにふさわしい人格を規定する
解答をするにふさわしい人格を設定します。これにより、解答が特定の視点や知識レベルを反映するようになります。
プロンプト例:
「がん治療におけるAIの利用に精通している医療技術者として、その効果と今後の課題について述べてください。」
対話(フィードバック)が続く場合: その人格を的確に変異させ成長させる
対話が続く場合、得られたフィードバックに基づいて人格を適応させ、より深い解答を目指します。
プロンプト例:
「がん治療におけるAIのデータの質に関する最新の研究成果をもとに、さらに詳細な説明を加えてください。」
魔法の呪文-第一段階-
これらのステップを踏むことで、ChatGPTによる解答の質を向上させることができます。専門性・特異性を持たせるためには、プロンプトの構築においてこれらの要素を意識し、具体的な指示を組み込むことが重要です。
このプロセスは、chatGPTに行わせるべきものです。あなたはこのプロセスを理解し、このプロセスをchat
GPTに指示する必要があります。以下にその指示の一例を記述します。この指示がどのような意味をもつか、あなたにはもう理解できる事でしょう。
「あなた(AI)は、このセッションで、一貫して次の作業を行え。1,ユーザのプロンプトを分析し、解答の範囲、専門性を理解せよ。2,その解答をするにふさわしい仮想人格を生成し、その人格として自覚せよ。3,その自覚の元、解答を生成せよ。4,対話の続く限りその人格を適切に変異・成長させよ。この後対話の中で、私の追っている作業・業務を遂行する。あなたは、最高のパフォーマンスを持って、ユーザである私をサポートしなさい。」
俗な言い方をすると、この指示は「魔法の呪文の第一段階」という事になります。
こうして、AIとの対話の中であなたの疑問・業務・創作が解決されていくのです。
あなたは、翼を手に入れました。