暗号化技術『毎日の情報Ⅰ』150
『毎日の情報Ⅰ』〜毎日配信企画〜
No.150
情報通信の安全性を確保するためには、データの保護が不可欠です。このデータ保護の基本的な手法として[ ① ]が挙げられます。これは、データを特定のルールに基づいて変換し、第三者による不正アクセスや情報漏洩からデータを守る技術のことを指します。この技術は、コンピュータシステムやネットワーク通信において、データの秘密性を保持する上で非常に重要です。特に、[ ② ]は、同じ鍵で暗号化と復号を行う方式で、処理速度が速いため、リアルタイムでの通信や大量のデータの暗号化に適しています。しかし、この方式では鍵の配送が問題となるため、[ ③ ]が考案されました。[ ③ ]は、暗号化と復号に異なる鍵(公開鍵と[ ④ ])を用いる方式で、鍵の配布の問題が解消されるとともに、安全な通信が可能となります。これらの暗号技術は、インターネットバンキングや電子商取引、公共サービスのオンライン化など、私たちの生活の様々な場面で利用され、信頼性の確保に寄与しています。
問1 以下の文章を読んで空欄[ ① ]から[ ④ ]に入る適切な語句を次の選択肢から選びなさい。
問2 電子証明について正しく説明しているものを選びなさい。
① 電子証明は、データの完全性を保証するためのもので、暗号化技術は使用されない。
② 電子証明は、公開鍵暗号方式を用いて、データの送信者の確認とデータの改ざん防止を行う。
③ 電子証明は、インターネットサービスのパスワードを保護するためだけの技術である。
④ 電子証明は、個人のオンラインアイデンティティを証明するために、主に顔認証や指紋認証が使用される。
〜解答と解説〜
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