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猫にホステス・・・始めました


著者 スコット山田氏

『吾輩は猫である』うむ、しびれるね。
一度言ってみたかったセリフだ。

名前はすでにある。そりゃぁもう鈴なりにある。
小生は生後2か月あたりで断りもなく名前を付けられた。
PON…まぁ実際にはカタカナで、ポンが妥当かな。

だがしかし、
無秩序で頭のネジがブっ飛んでいる
家政婦のアレは「ぽっく~ん」と平仮名で呼ぶ。
さらに酩酊すると
「ぽぽぽぽ~ん♪ぽぽぽぽ~ん」
結婚支援雑誌のCMソングを歌いながらハグってくる。
混乱極まりないのだが
小生はハグラーなので、ついつい許してしまう。

あと、よくわからないのが
猫じゃらしでフィットネスをしていると
「スコットさん!頑張れ~」
「スコットさん!猫魂みせて~」と
ポの字をひとつもかすめてない呼び名で
猫じゃらしを振り回しまくっている。
どうやら小生は獲物を捕らえる才能に恵まれておらず
絶望的に的をスコッと外してしまうらしい。
竿を握りながら、家政婦は転げ笑っている。俺、憤怒。
そのような猫がこの世にいるのか?
猫じゃらしは家政婦の匙加減ではないのか?

百聞は一見に如かず。御覧あれ。

スコット山田 誕生の瞬間

そんなこんなで
小生のデビュー作「猫にホステス」
ペンネームは「スコット山田」

名前で弄ばれるのも、まあ悪くはないし
ささやかな感謝のしるしに、いつの日か
飛んでいった彼女のネジを見つけてあげよう。

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