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猫にホステス・・・極みの合コン

地上デジタル放送が開始された2011年以降
小生宅では、もっぱらラヂオが活躍している。

テレヴィジョン視聴をやめてから
しばらくの間は録画したDVDなどを見ていたが
半年後には見飽きてしまったらしく、機材も一掃した。

小生はブラウン管の上で寝るのが常だったので
寝る場所を探すのに、まうごつ苦労したばい。
この変事は、大いに遺憾で ありますばい。

すみません。
いっぺんだけ使ってみたかったんデス。
遺憾&九州方言。

著者 スコット山田 ですばい

小生にはどうでもいい事なのだが
各々こだわりがあるらしく
アレさんは『ラヂ子』という
ルパンの愛人のような名前のアプリを使っている。
ご主人さんは専ら
アナログチューニング仕様のレトロラヂオを愛用。
震災の停電時に大活躍したヒーローなのだ。

晩飯の支度をしていると
そのラヂオから
「まぁ、どんなタチのララばい!」という
九州地方では有名な歌謡曲が流れた。
『タチのララ』っていう言葉の意味は
向井秀徳さんなら ご存じかもしれないが
まあ、さらっと受け流して
続きをよんでいただきたい。
こっから先も、もちろん無料デス。

ご主人さん
「やっぱり歌うまいねぇ~。宏美さん。」
「昭和なら この歌詞はアリだけど、令和では
 まず受け入れられないよね。女性も戦ってる。
 あなたも戦ってるよ、毎日。」

戦っているのは スコット山田氏の実の妹 ゾラさん

家政婦はこう続けた。
「この歌って、令和風の深読みやと 合コンの歌ちゃう?」

「戦場(合コン)で傷つき(全く相手にされない)
 痛みをこらえながら(金銭的苦痛)
 家路につく。ちゃう?
 勿論、実家暮らしなので
 あたたかい灯りとともに
 ママンが待っている。ちゃう?
 今日もダメだったよ。ママン… とか言いながら
 母親の膝を涙と鼻水で濡らす。ちゃう?」

この後も、怒涛のちゃうちゃう解釈が続き
ご主人さんは とうとう
腹筋が崩壊してしまった。

小生は、脳内集中モードに入るのだけれど
このやりとりを無視した方がよいのか。
アレさんが失くした頭のネジを探す方がよいのか。
選択肢を見失った前頭葉が
結論の出ないまま 絡まってしまった。

放心状態の前足で
床に落ちていた猫砂を右へ左へと遠くに飛ばし
仕方なく、そっとその場を立ち去った。

家政婦、チェンジの時機ちゃうかな。

あ。。。ちゃう感染キタコレ。

ヒーローも アレさんも 不滅ばい。





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