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麻布大ヒルズのデジタルアートは200年以上前から存在していた?!

イーロン・マスクなど海外の著名人も見に来たと言われるチームラボボーダレスの森ビル デジタルアートミュージアム

インスタを見ていると日本のタレントさんもアップしているのを見かけますが、見に行った人も多いのではないでしょうか?

デートスポットにはちょうど良いとは思いますが…

実は私は、絵画をちゃんと理解したくて会社をやめた経験があります。

モナリザがなぜ世界で1番有名なのか?どうして数千年も前の絵画が今も受け継がれているのか?

人間の根源的なものが隠されているような気がしたからです。

それがある程度理解できるまでに10年以上かかってしまいましたが…

でも、それを知らずに生きる人生でなくて良かったぁ…という思いがしています。

会社を辞める以上の価値があったと思っています。

なので、デジタルアートにたいして懐疑的な私なのです…

別に好きな人はそれでいいと思います。

ドローンを使ったりデジタルマッピングで感動した人もいるでしょう。

ですが、2次元の絵をいかに空間の中で機能させるか?現実空間を拡張させた絵が日本で200年以上も前に描かれていたのをご存知でしょうか?

円山応挙の大乗寺客殿 障壁画です。

描かれたのは1795年。

ググってみると分かると思うのでここでは説明しませんが、2次元の絵なのに自分がその空間に入ったかのような錯覚…

どこかでゴッホの絵を立体的に映したアートもありましたが、私は

頭の中で立体に出来るものを、なぜわざわざ立体で写すのか?!

と思ってしまうのです。

モナリザの絵は、ある順番で見ていくと映画のようにストーリーが頭の中で流れていきます。これはダヴィンチがそう計算して描かれたのでしょう。

わざわざデジタルアートとして立体に表現する必要がないのです。

でも…

私が10年かかって絵画を理解したように、いきなり絵画を学んでみましょうというのは多くの人にとっては面倒臭いのかもしれません…

誰もが分かるアートというものが、これから作られていく時代になるのかもしれません。

でも、絵画の本質を理解すると、2次元の絵を観て映画のように映像が流れるという感覚は、絵画を勉強しないと無理でしょう。

どちらを選択するかは、あなた次第ですが…

今エンターテインメントの世界では、没入感がキーワードになっているそうです。

でも、本当の没入感はストーリーがあるからこその没入感ではないでしょうか?

つまり、立体的に表現したからと言って没入感が生まれるとは限らない…

あまり言うと批判的と受け取られそうなので、このへんで止めときます笑


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