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めちゃめちゃいい年こいてから遊戯王を触った話

めちゃめちゃいい年こいてから遊戯王を始めて1ヶ月経ったので、そのレポです。


発端

フォロワーのオタクとサロメンゴ村に一緒に行った際に、「俺はアークナイツを始めるからお前は遊戯王(マスターデュエル)を始めろ」という謎の契約が発生したため。(なんで?)
まあリメイクを反芻するだけのオタクになるのもさもしいので、せっかくだからと始めてみました。

自分語り

世代ではあるけど遊戯王はマジでやってなかった。オタクは初めて見たコンテンツを親だと思う習性があるのは広く知られていると思うが、私はMTGの方に先に触れたため、ほとんどMTGしかやっていなかった。そのため、TCG自体は経験あり。ただ、TCGは結構好きだけど、ちゃんとやっているとは言い難い感じの経歴。

結果

5/2くらいに初めてダイヤ4で終了。

6/1のキャプ
一瞬ダイヤ3踏んだけど落とされた

レポ(前半)

始めるにあたって、まずどんなデッキを使うかを決めなければならない。だが、遊戯王のカードや環境が本当にわからない。唯一わかるのは強欲の壺と歯がピアノになってる猿を遊戯王ラーのみんなが大好きだということだけだ。

時々フォロワーから回ってくる猿 よく回ってくるのでみんな好きなんだろう多分

ルーキーキャンペーンで配ってる相剣が普通に強いということでまずは相剣を握ることにし、バロネスと赤霄を作って回し方を勉強して…というところで一つ思ったのが、「このゲームのカード、KP(カードパワー)高くね?w」ということだった。

遊戯王のルール『チューナーと非チューナーの2体のモンスターを使って強いモンスターをシンクロ召喚出来ます』←うんうん
莫邪「ですが……なんと……今回に限り……!手札の相剣カード1枚または幻竜族モンスター1体を相手に見せることでチューナーのトークンを特殊召喚致します!」←そんなことしていいの?w
という具合に、制限があってないような動きをするカードがあまりにも多かった。ちなみに莫邪はこのあと赤霄になってサーチ+1ドローして、更にその後も展開が続く。

それだけでもMTGだととても信じられない性能をしていて驚いたが、これでもまだ可愛い方で、他にも馬鹿が考えたとしか思えないような性能のカードがたくさんあった。そして、そんな馬鹿野郎共を押さえつけるために、妨害カード側も狂っており、無、つまり手札から突然妨害効果を発揮するカードたちで後攻はなんとかしてねというのが、異文化過ぎてとても驚いた。(MTGもピッチスキルあるけど、そんなのスタンとかモダンとかで飛び交わない…よね?)しかし、高すぎるKPによる大味でハチャメチャな感じが新鮮で、これはこれでおもろいなと思いながらプレイして行くこととなった。

レポ(中盤)

相剣で最低限対戦はできるようになったが、ここで大きな問題が発生した。問題とはそう、萌え萌えカード以外使いたくないということだ。しかし、対戦ゲームで負け続ける体験が面白いはずはない。ポケモンでも『強いポケモン弱いポケモンそんなの人の勝手。本当に強いトレーナーならガブリアスを好きになるべき。』という名言があるように(ない)、強いデッキを好きになるアプローチも考えられるが、一旦は「Tier1相手でも戦える」「萌え萌え」「安い」という条件を満たすテーマがないか探すこととなり、ちょうどサロメちゃまでも話題になっていたラビュリンスに白羽の矢を立てた。

ラビュリンスは上位相手でもそこそこ戦えそうで、罠デッキというコンセプトが陰湿なオタク向けな感じで非常に好感が持てた。キーカードの枚数も少なくシークレットパックもあったため、実際作りやすかった。ただ、組める(最低限の体裁が整う)と戦える(勝てる)のは違うというのを今後思い知りることとなったわけだが。

レポ(後半)

自分のうららは全然止まらないのに相手のうららや墓穴に止められたり、先手にマスカーニャやアポロウーサ置いた状態でターン返されるたびに怒り狂ってヌトス、ガルーラ、カオスルーラー、ダルマカルマなどを追加しながらもなんとかダイヤ帯まで到着。こういうレポは『完全初心者だけどマスター行けました!』とかじゃないとバリュー無い気もするけど、計画性のない人間なので許し亭。6月はマスター踏めるように頑張りたいと思います。

難しかったところ

  • 知らないカードが多い
    これはまあしゃーないが、知らないカードが知らないカードに変わってそれがまた知らないカード呼んで~みたいな感じなので中々きつかった。スネークアイは流石に覚えたが、殆どの場合が知らないテーマ相手でガチャガチャされるので、今後何が起きるのか、最終的に俺はどうされてしまうのか不明のまま眺めることが多かった。学びにはなるが相手にはなってない。それでも少しずつ覚えていくしか無いので、展開解説動画で勉強していこうと思う。(Youtuberの人たちありがとうございます)

  • EXデッキがわからん
    デッキにあるカードはまだ良いが、EXカードから出てくるカードが特にきつかった。MTGだと「今からこのカードが着地しそうだけどなにかありますか?」が挟まるが、遊戯王だと「出ました!なにかありますか?」になることが多い。そしてEXから出てくるカードたちは出たらもう手遅れな場合が多いにもかかわらず、どのデッキのEXからなにが飛び出してきうるかが想像出来ないし、どういうルートで呼ばれるのかもわからないので辛かった。ただこれも時間が解決してくれるだろう。多分。

"それ"が見えたら終わり。※個人の感想です

異文化への感想

大味でハチャメチャで先行ガン有利だが、かえってそれがカジュアルで楽しかった。熱帯あると負けてもハイ次が出来るのも良い。ただどうしてもこれだけは言わせて欲しい。

除去がキモすぎる

・対象に取れないけど選んでるだけなのでセーフ
・破壊出来ないけど除外・バウンスだからセーフ

↑正直全然わかる。呪禁とか被覆(対象に取れない能力)自体じゃなくて相手プレイヤーを対象にして生贄に捧げさせたり、全体除去で対象に取らずに破壊したりするので、TCG特有のロジカル屁理屈で理にかなってるので別にわかる。

・破壊じゃなくて墓地に送ってるだけなのでセーフ
↑なんて?ままええわ。今回だけは許したる。

・永続魔法扱いで元々の持ち主の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
↑キッッッッッッッショいけどギリ許すわ……。

・このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動出来ない。手札を1枚捨てて発動できる。自分・相手フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する。
・このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。融合モンスターによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを自分・相手フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

↑あなたを窃盗罪で訴えます!理由はもちろんお分かりですね?あなたが皆をこんなウラ技で融合し、私のモンスターをフィールドからどかしたからです!覚悟の準備をしておいて下さい。ちかいうちに訴えます。裁判も起こします。裁判所にも問答無用できてもらいます。慰謝料の準備もしておいて下さい!貴方は犯罪者です!刑務所にぶち込まれる楽しみにしておいて下さい!いいですね!

マジの話、自分がコントロールしてないものを勝手にリソース扱いできる文化圏、スラム街かなんかか?この法治国家日本でそんなことが許されていいんか?なあ?
人を嫌がることを進んでやりましょうという言葉もあるので、そのうち私も高貴な紫色をまとった泥棒のデッキを作りたいなと思いました。

まとめ

遊戯王はテキストに書いてない隠された効果があるとか、裁定が毎回変わるみたいな偏見があったが、思ったよりちゃんとテキスト通りだしルール整備されていた。(難しくないとは言わない)
カジュアルで大味と前述したが、続けてみるとラグでなんの誘発か予想したり、手札の中身を読んだり、マスカンを見極めたりと、パワーの高いところで読み合いが発生していて、奥深さを感じた。
カードパワーが高くて面白かった。(小並感)
というわけで先輩方、これからよろしくお願いします。

ちなみに今はこんな感じ

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