沖縄には昔200ヵ所もの馬場(マーウィー)があった#1|Report
まえがき
沖縄の馬場は、「馬追い」の意味で「マーウィー」「ウマイー」「ンマウィー」などと呼ばれました。幅が10~50m、長さが100~300mの細長い空間です。ンマスーブ(馬勝負)などと言われた競馬が行われましたが、その後さまざまな用途に転用されました。
明治13年の「沖縄県統計書」には71ヵ所の記録があり、長嶺操の「沖縄の馬場に関する調査覚書(予察)」には121ヵ所の記録があります。2002~2003年にかけて私たちが調査した限りでは198ヵ所であり、これには漏れもある