2024年の櫻坂に期待していること
まず第一に、今まで通り曲/MV/ライブを主軸としていてほしいという前提は変わっていない。
バラエティもYouTubeも副次的なものであり、そこをメインにすることは櫻坂のカラーを損ねることになりかねない。
演技仕事やCMについてはカラーを損ねるようなことはないが、オファーベースのはずなので注力するものではない。
ただ、曲/MV/ライブを主軸とするのは今まで裏切られたこともほぼ無いので問題ないかなとは思っている。
なので、本稿ではどのような作品性に進んでいってほしいかを妄想ベースで記載する。
1. ヒップホップ/クラブミュージックへの接近
これは他のファンも望んでいることだと思う。
今世界を席巻しているヒップホップに近づくことは、グローバルを狙う櫻坂の価値観とも沿う。
また、日本市場としてもヒップホップが受け入れられてきている感覚がある。
特にBE:FIRSTの"Mainstream"はまさに純粋なヒップホップ曲が大きく受け入れられた証左と言えよう。
また、個人的に"SPECIALZ"もKing Gnu流のヒップホップだと見ている。
これらの曲に限らずK-POP及びその周辺は確実にベースをヒップホップとしているし、櫻坂の特色の一つであるダンススキルとの相性もあるので、ぜひ櫻坂流のヒップホップを見せてほしいと思う。
また、ヒップホップ以外のクラブミュージックへ接近した良質なポップミュージックも多い。
例として紅白でも素晴らしいステージングを見せたNewJeansである。
音楽評論家も騒ぎ立てるほどの高い音楽性を持った曲と、逆にスノッブさを廃したキャッチーなパフォーマンスは、ロラパルーザやPitchforkにすら届き得た。
とはいえこのようなハイセンスなプロデュースが秋元グループ…というより日本で可能かというとかなり難しいが、数少ない成功例として戦慄かなのがいる。
水曜日のカンパネラなどのトラックを手掛けるケンモチヒデフミとタッグを組み、だがクリエイティブに深く入り込みハイブリッドなプロデュースをする彼女のセンスはぜひ櫻坂にも参考にしてほしいところではある。
(ただ、彼女はあくまでセルフプロデュースできる音楽素養があるが、櫻坂においてはそれは期待できず、むしろ期待したくない面があるので、そこが難しいところではあるが)
2. 星野源的なものへの期待
FNS歌謡祭でのゆずの"ビューティフル”での櫻坂コラボにはかなりの感銘を受けた。
個人的に年末の櫻坂のパフォーマンスでトップと言えるものかもしれない。
基本的には"ビューティフル"のMVでTAKAHIRO先生が振り付けたものがベースではあるが、特色として大きく2つあった。
コンテンポラリー/演劇的要素が強かった
祝祭感を押し出していた
1.については、欅坂時代や3期生曲で見られているものであるが、櫻坂1,2期生も交えたパフォーマンスでは今まであまり見たことがなかった。
特に村井優、山﨑天、藤吉夏鈴の全身を弾けるように使ったパフォーマンスはかなり胸を打つものがあった。
そして、何より2.が、このパフォーマンスを見て初めて感じた思いだった。
今まで櫻坂に望むのは基本的に内省的/攻撃的な作品だった。それは欅坂のイメージを引きずってしまっているというのもあるし、他の坂道グループと差別化できるのはそちらだという固定概念もあった。
だが、"ビューティフル"で彼女らは、誰よりも強い思いで、綺麗事や上っ面ではない本当の「祝祭」を魅せてくれていた。
そこで私がイメージしたのは星野源の曲だ。
深い闇や傷を捉えつつ、真の自由を唱える彼の曲は正に彼女らが人の傷に寄り添い表現し続けた今だからこそ表現し切ることができるのではないか?
もちろん星野源とコラボしてほしいというのはあまりに安直だとは思うが、このようなアップテンポかつハイテンションな曲を今の陰陽全てを捉えられる櫻坂のメンバーらが全力で表現しているところを見てみたいというのは素直な思いだ。
3. その他
ここからは理屈はなく、個人的に櫻坂に表現してほしい曲群を羅列していく。
とまあ色々書きましたが、今の櫻坂チームなら俺が思うようなものを吹き飛ばすような世界を描いてくれるんでしょう!信じてます!
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