大場ななと三島由紀夫と美輪明宏
「狩りのレヴュー」既視感の正体
劇スを初めて見た時から私が感じていた既視感の正体。
それは私が祖父に極右の英才教育を受けていた少年時代に読まされた三島由紀夫小説の内の一冊。
戯曲「黒蜥蜴」でした。
黒蜥蜴が何なのかは後々説明するとして、まずは作中の台詞を見ていただきたい。
あのときのお前は美しかつたよ。
から始まり、大場ななから星見純那への言葉としてそのまま読めてしまうような気がしてくる。
つややかな髪も、澄んだまなざしも
純那ちゃんですね・・・
その瞬間、私はこの青年を自分の人形にしようと思つたんだわ。
『私の純那ちゃん』
あの涙……お前の美しさは粉みぢんに崩れてしまつた。死ぬつもりでゐたお前は美しかつたのに、生きたい一心のお前は醜くかつた。
「愚かで、熱く、美しかった。主役になれないとわかっていても、愚かしく、がむしゃらに主役に手を伸ばす姿が、まぶしかった」
戯曲「黒蜥蜴」とは
戯曲「黒蜥蜴」とは江戸川乱歩の長編小説「黒蜥蜴」を原作とし、三島由紀夫によって戯曲化され、舞台化や映画化など大人気となった作品です。この戯曲裏話があって・・・
実は三島由紀夫が銀座の倶楽部で惚れ込んだ美輪明宏を、演劇の世界へ引き込むために書き下ろした戯曲なんです。(え?大場なな?)
美輪明宏の美貌と演技によって大人気作品となる黒蜥蜴ですが、三島自身も役者として舞台に参加し、脚本との二刀流で活躍します。(え?大場なな?)
美輪明宏の代表曲「金の星」とスタァライト
黒蜥蜴とは話がズレますが、美輪明宏の代表曲に「金の星」
というものがあります。この曲の歌詞がスタァライトすぎるのです。
教えて三島先生
過去との決着。執着していた思い出との別れ。それぞれの道へ進むことへの不安に向き合ったからこそ、宝石のようなキラメキを見つけることが
できたのでしょう。
舞台少女、子供だった彼女たちはトップスターへの夢という美酒に酔っていました。しかし卒業という儀式をひかえ、心が子供から大人へと変わっていく過程で「酔い」が醒めてしまったのです。大場ななと天堂真矢を除いては。
イワトビちゃんからのコメント
みんなごめん。勢いで書いたら前半と後半別人みたいになっちゃいました。めんどくさがりなので少しずつ直します。
なんでこのことを思い出したかっていうと、プリンセスプリンシパルの黒蜥蜴星人ネタも元ネタが江戸川乱歩の黒蜥蜴なんすよね。(映画第3章最高!!)
あとイワトビちゃんは酒を飲みがならアサルトリリィやらスタァライトやら声優への妄想を垂れ流す飲み会が大好きです。これからも誘ったり誘われたりしてください。
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