小3.長男イチローくんの変化〜子ども手帳とお小遣い〜

今回は小3長男イチローについて。

イチローは好奇心旺盛でなんでもチャレンジしたいタイプ。
学校の勉強は得意(今のところ)で、身の回りの整理整頓が苦手でちょっと忘れっぽい。
家ではYouTube見たりゲームしたり、絵や漫画を描いたり、自作の文字やキャラ図鑑を作ったり、レゴプラミング(Z会の教材)で作ったロボットを動かしたり…毎日いろいろ楽しそうです。

彼は我が家の第一子なので、子育てにおける様々な初体験をどんどん持ち込んできてくれます。

イチローは3年生になり、放課後に家から少し離れた小学校や公園へ、近所の友達と遊びに行くことが増えました。(1.2年は公園に私が付き添うか、家の中か庭遊びメインだった)
そんな中、遊びに行く時にお金を持って行きたい、学校前にある駄菓子屋さんでお菓子が買いたい、と言い出すようになりました。
みんなで集まって遊ぶ中に、何人かお金を持ってきている子がいるようです。

たまにはいいけど、毎回はダメだよ と、
100円を渡すと、その日は嬉しそうに私と夫とジローの分の駄菓子も買ってきてくれました。
翌日、またお金を持っていきたいと言う。
また次の週も。
あれ、これ、しょっちゅう続くやつ?

今日はダメ、今日は良いよ と、私の気分で決めるのもな…
月に○回まで と、回数を決めようか?

いや、これはもう、毎月決まったお小遣いを渡す方が良いのかなと思いました。
イチローはお金の計算もちゃんとできるし、お小遣いをやたらと使い切ってしまうタイプでもない。(イチローは夫に似て、若干ケチくさい気さえする)

放課後お金を持っていく日は親に伝えること、お小遣い帳をつけること、あとは自分で管理してお小遣いを使ってもらうことにしよう。
ついに我が家もお小遣い制度導入です。

そして、これを機に、石田勝紀先生の"子ども手帳"を試してみようと思いました。

石田先生の考案した子ども手帳とは、
①日ごとにやるべき事を箇条書きにしておく。
②やったらその項目を線で消す。
③消した項目分のポイントが獲得でき、週ごとにポイントを集計する

手帳に記入してポイントを貯めていき、そのことで子どもが自主的に動き、習慣化することを目的とした手帳です。
項目とポイントの設定は各家庭で決めたらOK。
貯めたポイントをどうするかも、各家庭で決めればOK。

こども手帳 記入例

このポイントを、毎月お金と交換できることにし、お小遣いに組み込むことにしてみました。

ポイント設定は1項目1ポイント
★宿題&翌日の学校準備
★習い事にいく
★おふろそうじ
★玄関そうじ
★料理手伝い(米炊き+何か1品手伝う)
★部屋の片付け&整理整頓
★問題集を1ページ
★読書20分(字の本。漫画は学習系なら可)
などなど。

このほかに、少し大変なお手伝いなどを頼む場合は2ポイントあげることもあります。

最終的に与えるお小遣いの金額が多すぎす少なすぎず…と試算し考えた結果、
50ポイントで250円と交換できることに決定。
それにプラスして、基本のお小遣い300円を毎月あげることにしました。

現在、手帳をはじめて4ヶ月。
イチローは毎日欠かさず記入しており、週に20〜30ポイントを貯めています。
1ヶ月にすると平均100ポイント貯めており、
100ポイント500円+基本小遣い300円
だいたい毎月800円がイチローのお小遣いとなっています。


この子ども手帳をはじめてから、いろいろ変化がありました。
まず、びっくりするくらいイチローが進んで行動するようになりました。ポイント欲がすごい。
そして私も、あれこれやりなさいと急かしたり怒ったりすることが減り、逆にイチローを褒めたり、感謝することが増えました。
ここが、ものすごく良かったところ。

続けているうちに、自主的に行動する ということ以外にも、イチローがちょっと変わりました。弟ジローに対して、優しい言葉をかけたり、認めたりする発言が明らかに増えたのです。
2人の喧嘩も減りました。(まだまだ喧嘩はしますが)

イチローは、年齢の近い兄弟にはよくあることなのでしょうが、人一倍負けず嫌いな性格なのもあり、ジローに対するライバル心がすごく強い。
昔から、ジローに対しては優しくできずに意地悪な行動がかなりありました。
その度にジローが泣いたり癇癪を起こしたり、頻繁に起こりすぎる兄弟喧嘩に私もイライラ…
ジローは、お兄ちゃんをすごく尊敬しています。
なんでイチローは弟に優しくできないんだろう、相性や性格もあるし、仕方がないのか…?と思いながらも、よく知恵が回り意地悪な行為をするイチローの方を注意したり叱ったりも多かった。

イチローにも苦手なことがあります。
頭がまわるタイプなので分かりにくいのですが、ジローと変わらないくらいまだ幼い部分もあるのだと思います。
私は自分ではイチローにもジローにも同じように愛情を注いでいるし、気をつけて平等に接しているつもりでした。
でも、最近は特にジローの学習フォローに割く時間が増えたり、癇癪持ちのジローに対する私の対応を横で見ていて、イチローからすると、やはりどこかで不満があったのかもしれません。
イチローはできるだろう、できるはず、と
私はどうしても求めすぎてしまう態度があったんだろうと思いました。(これが、あれこれ言うのにもつながっていたかも)

こども手帳により、私から怒られることが減り褒められる機会が増えたこと、自分にもやればできるという自信、ジローに対する気持ちにも、余裕や変化が生まれたのかなと推測しています。

イチローのポイント(お小遣い)ゲットへのモチベーションが、すごく良い方向に働きました。
変わったイチローを目の当たりにして思いました。
ジローはジローのペースがあるように、イチローにもイチローのペースがある。
それを、よくよく見極めてイチローにも求め過ぎずに見守るようにしていこうと思います。

親子の関係がちょっと変わり、兄弟の関係もちょっと変わった。
良いことだらけで、子ども手帳とお小遣い制度はイチローにぴったりでした。

イチローくん、最近はポイント交渉やお手伝いの手の抜き加減も覚え、あの手この手と使ってきます。そのあたりの駆け引きにも私は気が抜けません笑

以上、ここ数ヶ月でイチローと子ども手帳を通して感じたことの記録です。

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