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とても古いCM特集です。

サミー・ディービス・ジュニアです。
聞いたことがありますか。
1925年生まれ、1990年没。

ニューヨークのハーレムで生まれ、子供のころから両親に音楽のレッスンを受け、青年期には軍隊で慰問チームに配属されました。

歌手デビューを果たしてから、フランクシナトラやライザ・ミネリと共演を重ね、一躍スターダムへ。
日本でも公演を行い、サントリーのCMが1973年カンヌ国際広告祭でグランプリを受賞したことで、人気に火が付きました。

ラップの元祖的な存在です。
今聞いても、親しめるテンポで、当時物まねがはやっていました。
あなたの周りにも、よく似た人がいるのでは。

ラップのテンポと、サウンドは「ウンチキウンチキ サントリー」てな感じです。

そして、もう一つのストーリー。
マイケルジャクソンが、尊敬し慕っていた人物でもあるのです。
人種差別の壁を乗り越えて、黒人シンガーとしての道を切り開いた先駆者なのです。
サミーの60才の誕生日に、マイケルが捧げた歌「You Were There」~あなたがいたから~を披露しました。
この時はすでにサミーは病に侵され片目の視力を失い、喉頭がんの進行で声を失っていました。
おどけた表情とは裏腹に、人種差別に立ち向かっていった勇士でした。

そんな、サミーの功績に浸りながら乾杯
サントリー。

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