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書道の才能はプロレベル。

私の名前は筒井あやめ、高校3年生。特技は書道、位は段を飛び越えた推薦を持っている。2日後に大会を控えているため今日は最終調整の日。


筒井:〇〇先輩!どうですか…?


〇〇先輩というのはこの書道部のOBとして来てもらっている1つ上の先輩。


〇〇:いいと思うんだけど、う〜ん…。はらいがちょっとかすれ過ぎてるからそこかな。


筒井:はらいですね!ご指摘ありがとうございます。


〇〇:前から思ってたけどあやめって素直だね。


筒井:そうですか?


〇〇:だってもう少しで大会って時にダメ出しもらったら誰だって腹立つでしょ?


筒井:私も何かが違うなと腑に落ちなかったんですよ〜。〇〇先輩に言われてすっきりしたのでいいんです。〇〇先輩は毎回的確なアドバイスをくれるのでありがたいです!


〇〇:ありがとね。大会頑張ってね!


筒井:ありがとうございます!頑張ります!


ーーー ーーー ーーー


いよいよ大会当日。お題は自由で3枚それぞれに違う熟語を揮毫する。


筒井:スー!ハー…。


ーーー ーーー ーーー


審査員:集計が終わりました。結果発表に移りたいと思います。


審査員:第3位は…。


ーーー ーーー ーーー


残すは1位のみ。


審査員:第1位は…。


筒井あやめ『驚愕』



ーーー ーーー ーーー


表彰式が行われ会場を後にし、真っ先に連絡したのは…。


筒井:先輩!やりました!金賞です!


〇〇:おめでとう!


筒井:約束覚えてますよね?


〇〇:ん?何が?


筒井:怒りますよ!


〇〇:嘘嘘笑。ちょっと遊んでみた笑。


筒井:いじわる…。


〇〇:じゃあ明日ね。


ーーー ーーー ーーー


筒井:お邪魔しまーっす!


〇〇:いらっしゃい。早速準備してるよ。


筒井:やったー!お腹空いたー!


〇〇:にしても毎回大会一週間になると食事制限してるじゃん。


筒井:集中力が高まるので!


〇〇:やってる事アスリートじゃん笑。


筒井:今考えるとストイックですね笑。


〇〇:今回で最後の大会でしょ?お疲れ様。


筒井:ありがとうございます。〇〇先輩のお陰でここまで来れました。


〇〇:あやめが頑張ったからだよ。今日はご褒美だ。


筒井:ありがとうございます!楽しみ!


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筒井:美味しい〜!


〇〇:美味しそうに食べるね〜。…うん!上手く作れた!


筒井:味覚が研ぎ澄まされます〜。


〇〇:良かったわ笑。はい。


筒井:えっ!?なんですか!?


〇〇:ご褒美って言ったでしょ?プレゼント。


筒井:ありがとうございます!大好き先輩💞


〇〇:おい…。急に抱きつくな…。


筒井:そんなこと言って〜!嬉しいんでしょ〜?


〇〇:…まぁ…嬉しい…。


筒井:ふふっ笑。先輩も素直ですね?
先輩💞ご褒美の日って言いましたよね?今から言う質問に全てはいって言ってください!


〇〇:はい…。


筒井:(一歩前に出て)私の事好きですか?


〇〇:はい!


筒井:(よし!)もし告白したら断らないですか?


〇〇:はい!


筒井:(一歩前に出て、上目遣いで)私と付き合ってください💞


〇〇:はい!お願いします!


筒井:あ!はい以外言いましたね!罰として今日から同棲してください!


〇〇:は!?ちょっ!急には無理だって!


筒井:問答無用〜!


ーーー 終わり ーーー


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